ビジネスやカルチャーなどあらゆる面でグローバル化が進む中、英語や多言語を使えるだけでは強力なスキルとはみなされないのが現状ではないでしょうか。
「英語を使って何ができるか」というポイントにおいて、特定のスキルを習得するための海外専門留学に注目が集まっています。
短期間のプログラムも多いため、時間や金銭的にも無駄がなく効率的に挑戦できます。
今回は海外の専門学校への留学をおすすめする5つの理由をご紹介します。
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専門留学とは
専門留学は海外で専門的な知識やスキル、資格などを得るための留学を指し、日本における専門学校のように学びたい分野をより実践的・専門的に学んでいく留学プログラムです。
日本での専門学校は主に高等学校などを卒業後、専門的な技術や能力を習得するための学習機関として位置づけられています。
海外においては、学生のみならず、社会人のスキルアップやキャリアチェンジのきっかけとして専門学校に入学するケースが多くあります。
年齢問わず多くの現地の人が専門知識やスキル習得のために利用しているのはもちろん、留学生が専攻できるコースも充実しています。
技術の習得や向上にとどまらず、長期的な留学では学位として認められる場合もあります。
専門留学がおすすめである5つの理由
英語に加え専門性を身につけられる
専門留学の一番のメリットは、英語や現地の公用語を身につけられる上、希望する専門性の高いスキルを集中的に学習できる点です。
国内企業での外国人採用が活発に行われる中、「英語が喋れる」だけではスキルとしては物足りないのは事実です。
「英語や多言語を使って何ができるのか」という英語+αの部分を、自分の得意分野でスキルアップしていくことが、将来的な自身の成長や有望な人材として活躍できるチャンスになるのではないのでしょうか。
英語力アップに加え、希望する分野をピンポイントで学べる専門留学はスキルアップの絶好の機会といえるでしょう。
実践的な英語力を身につけられる
他言語習得を目的としたシンプルな語学留学ではなく、専門性の高い分野を英語で学ぶことで、ビジネスで使えるようなより実践的な英語を学ぶことができます。
ここ最近よく聞くようになりましたが、今の時代は「英語を学ぶ」のではたりません。
「英語で学ぶ」にシフトしていかないといけないのです。
専門留学はまさしく「英語で学ぶ」環境であるという点において、今の時代にマッチした留学スタイルなのではないでしょうか。
テストで高得点を取るのも大事ですが、実際にビジネスの現場でいろいろな国の人と仕事ができるような実践的な英語を身につけましょう。
海外で働けるチャンスを得られる
留学を終えた後は、現地でインターンにチャレンジしたり、そのまま企業に就職するという選択肢もあります。
アメリカやヨーロッパ諸国に比べると、オーストラリアは人手不足の職種において外国人労働者の受け入れが寛容である傾向にあるため、海外就職しやすい国といえるでしょう。
また、日本人が海外で就職すると活躍できる場面は多いでしょう。
たとえば、日本と関連のある現地メーカーや商社に就職した場合は日本企業とのパイプ役として活躍できますし、観光・ホテル業界に就職した場合は日本人ゲストのガイドやサポートをできる数少ない人材として重宝されるでしょう。
インターナショナルに活躍し、日本と国際社会との懸け橋になることは大変有意義といえるのではないでしょうか。
関連:【元人事が語る】海外就職したい理由を伝えるポイント!志望動機の例文つき!
学位取得や大学編入もできる可能性がある
専門学校で得た単位を学位として取得できたり、大学編入が可能となる場合があります。
最終学歴が重要視される海外では、難易度のさほど高くない学校や、費用を抑えられる短大のような教育機関にひとまず入学し、そこからレベルアップした大学などへ編入するケースも珍しくはありません。
日本から海外大学に入学する際にも、一旦Diploma(修了証)を得ることのできる専門学校を選択し、大学への編入にチャレンジする方がスムーズにいくケースもあります。
専門性のあるスキルを高めつつ、アカデミックな実績も残すための学位取得を目標とする場合はしっかりと学校選びを行いましょう。
関連:海外進学のメリット・費用・方法・奨学金についてご紹介!
同じ目標や関心を持つ仲間と出会える
留学はさまざまな国からの留学生に出会える貴重なチャンスです。
全く違う国と文化のバックグラウンドを持つ人たちが、同じ目標を持つという共通意識の中で刺激し合えます。
日本人が海外に出てみると、他国の留学生はとてもアクティブに感じることが多く、積極性や自発的な行動が必然と身につくはずです。
友人や仲間を作ることは英語力の向上だけでなく、いろいろな価値観に触れ自分の価値観を再定義できるといったメリットもあります。
また、留学後も続く人間関係や仕事上で繋がるグローバルな人脈を築くきっかけになるかもしれません。
専門留学ができる国
選択する分野によって行先はさまざまですが、留学先の一つとしておすすめはフィリピンです。
英語教育水準の高さもさることながら、留学生の受け入れ体制も充実しています。
また、優秀なIT人材が集まる成長が著しい国として、IT分野の留学先としても人気があります。
日本からの距離も近く、欧米諸国に比べると比較的安価に留学できることから、「英語×ITスキル」習得を目指す専門留学先としては理想的な環境といえるでしょう。
ほかにも、アートやデザインを学びたい方であれば本場のヨーロッパなどで最新鋭のスキルを習得するのがおすすめであったりと、学びたい分野によって変わってきます。
専門留学をご検討の方は、まず英語で何を学びたいのか、を明確にしておくのがおすすめです。
専門学校で人気の専攻分野
①IT
需要高まるITは人気の専攻分野です。
プログラミングやWebデザイン、アプリ開発などを学びつつ実践的な英語力を習得することができます。
プログラマーやエンジニアなど極めていくと高度なスキルが必要ですが、未経験からのチャレンジも不可能ではないため、転職希望者にとっても挑戦しがいのあるジャンルです。
現地でのIT就職という道もあり、将来性のある分野として期待が高まっています。
②ビジネス
インターナショナルな視点で実践的なビジネススキルを学ぶのもありです。
海外の価値観や異文化など、日本国内では体験できないグローバルスタンダードを肌で感じることができます。
自社製品やサービスの魅力を英語で紹介したりすることで、商談を成功させていくための国際的なコミュニケーション力を身につけたい人におすすめです。
一度社会人を経験してから、英語を武器としたスキルアップのためにビジネス留学を志す人も増加傾向にあります。
③ホスピタリティ
ホテルやカフェ・レストランにおける世界水準のカスタマーサービスを学ぶことができます。
接客業に必要な気遣いや振る舞い方などの基礎を学んだ後は、ホテル・レストラン経営についても知識を得ることができます。
接客英語の言い回しなどは営業職などにも活かせるため、応用力の高い学びとなるでしょう。
日本人としてのおもてなしの精神を大切にしつつ、グローバルスタンダードなホスピタリティを学べる貴重なチャンスとなるはずです。
④ツーリズム
観光産業でのビジネススキルの基礎を学ぶことができます。
ツアープランナーやコーディネーター、ツアーガイドなどを目指す人、空港やフライトアテンダントなど航空業界で活躍したい人におすすめの分野です。
カリキュラムとしては、法律や財務、国際的な接客スキル、旅行会社のマネジメント、ツアーパッケージの作成方法、航空券の予約システムや国際航空運賃など多岐に渡り、就職後に即戦力となる実践的なスキルを身につけることができます。
⑤医療
在日外国人の増加からも国内での医療分野への英語ニーズは高まっており、医師や看護師をはじめ、MR、カウンセラー、ソーシャルワーカー、医療事務など、分野は大変多岐に渡ります。
専門性が高く、留学先の国家資格や認定資格取得を目的とする際は比較的長期の留学になります。
患者の出身国による社会背景なども把握しなくてはいけない場面もあるため、海外経験は貴重な体験になるでしょう。
専門学校の種類
公立専門学校と私立専門学校
オーストラリアにはTechnical And Further Education 、通称TAFE(テイフ)と呼ばれる公立専門教育機関が200校以上あります。
日本での専門学校のようなTAFEは、ビジネスやIT、デザインなどのキャリアに直接活かせる実践的な学びを習得することができる職業訓練校のような存在です。
そのほかにも、オーストラリアでしか体験することができないワインメイキングや海洋学、競馬騎手などのコースで専門技術を学ぶことができます。
また、ニュージーランドの公立専門学校、Polytechnic(ポリテクニック)も大学に相当する教育機関で、主に専門的な技術を習得するために年齢に関係なく多くの人が学びに励んでいます。
短期間コースや留学生へのサポート体制、インターンシップがカリキュラムに盛り込まれていたりと充実しています。
一方、私立の専門学校ではより特定の専門分野に絞り、比較的少人数制で学べるコースが多いのが特徴です。
留学生の受け入れに対しても柔軟な場合が多い分、現地学生より留学生の割合が高くなることもあります。
公立および私立専門学校は、いずれも分野によって数週間から2~3年のカリキュラムがありますが、これらの機関への留学では資格や学位取得が可能であるほか、卒業すれば即戦力の人材であると評価されやすいため、長期でいくメリットが大きいでしょう。
民間が運営する専門学校
民間が運営する専門学校についてご紹介します。
日本国内で経営されている民間の専門学校が海外の留学事業者や語学学校と提携し、英語教育と専門スキルの両方をを学べる教育機関があります。
一点注意したい点は、このような専門学校では学位の取得ができない場合があるということです。
しかし、厳選された経験豊富な講師陣の元、専門性が高く、より実践的な技術や英語力を身につけることができます。
また、英語に不安な留学生が安心して渡航できるよう、現地に日本人アシスタントが配置されているパターンもあり、手厚いサポートも魅力です。
学校選びや準備段階から相談できるため、的確なアドバイスを受けながら留学を計画することができます。
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専門留学に必要な英語力
それでは、専門留学において英語力はどの程度必要なのでしょうか。
留学先の国やプログラムなどのよって条件は異なりますが、大学入学などに比べると求められる英語力はさほど高くはありません。
しかし、公立の専門学校などになると最低限のコミュニケーションや授業についていくための語学スキルは必須です。
一方、民間の専門学校の中には専属のティーチングアシスタントがいる場合があり、サポートを受けられながら留学期間を過ごせる環境ではハイレベルな英語力は求められないことが多いです。
なお、留学先によっては、手続きの際にTOEFLやIELTS、英検などを英語力の証明として求められるケースがあります。
日本の専門学校と海外の専門学校の違い
海外の専門学校では日本とは違う価値観やより幅広い分野の選択肢があります。
その国で発展している文化や世界の最先端技術など、日本では習得が難しいものにも挑戦することができます。
コースによっては数週間からチャレンジできるものもあり、短期的にスキルアップを試みることも可能です。
取得できる資格とその履修内容
資格(学位) | 内容 |
---|---|
Certificate1 | 業務内容の理解、初歩的な技術 |
Certificate2 | 複雑な業務内容、基本的な技術 |
Certificate3 | 専門性、業務管理能力、高い自己管理能力、技術面での適応力 |
Certificate4 | 幅広い専門性、一定の責任に基づいた業務管理能力、および経営管理能力 |
Diploma | より高い専門性と技術力 |
Advanced Diploma | 複数の職種における適性能力、複雑かつ高い技術力、管理者としての責任能力 |
専門留学を成功させるための4つのポイント
目標を明確にし、目標に即した専門留学を選ぶ
専門留学は漠然とした語学留学とは違って専門性を高めることを目的としているため、自身の目標を明確にする必要があります。
また、その目的に合った留学先を念入りに選ぶことも重要なポイントです。
希望するコースに自分の学びたい内容が網羅されているか、しっかりとカリキュラムをチェックする必要があります。
留学費用が予算内に収まるか、コースの求められる英語力に到達しているかなども大事なポイントになりますので、理想と現実が掛け離れたものにならないよう併せてチェックしておきましょう。
「なかなか自分一人では決められない」という方は、留学エージェントなどが開催する無料カウンセリングなども利用してみるのがおすすめです。
入学のタイミングなどのスケジュールを明確にする
海外専門学校への入学のタイミングは年に1回程度の場合が多く、出願はその数ヶ月前から早い場合は1年前に行わなければなりません。
学生であれば留学が在学中の進級や就職活動の時期に影響がないか、長期休暇中などを利用するのか休学するのかなど、社会人であれば休職や転職のタイミングも考えながら、しっかりとスケジュール調整をする必要があります。
また、専門学校から編入を検討する場合は留学予定期間や費用面での計画もしっかり行い、タイミングを逃して次の学期や翌年に持ち越すことのないよう確実にスケジュールを把握しておきましょう。
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出願書類は要チェック
留学の際に必要な出願書類によっては国や留学先の学校、自分の選ぶ分野によって準備に時間を要するものがあります。
たとえば上記で紹介したオーストラリアのTAFEでは、最終学歴となる教育機関の卒業証明書や成績書を日本語と英語で用意する必要がある場合があり、本人だけでは準備できない出願書類が多数あります。
英文での志望動機や推薦書が必要な場合もあり、芸術系であればポートフォリオの提出を求められることもあります。
留学を決めたならまず何が提出必要なのかをチェックし、十分に余裕を持って書類を準備しましょう。
また、送付書類は念のためコピーやスキャンを取ることも忘れないようにしましょう。
留学前の事前学習を怠らない
留学先によっては高度な英語力は必要ない場合があるとお伝えしましたが、コミュニケーションがスムーズに取れる方が専門分野のスキル習得に近道であることは間違いありません。
気軽に使えるアプリやネイティブレッスンを受けられる英会話を利用する、移動中などの隙間時間を使ってリスニング力を高める、自分の学ぶ分野で必要な専門用語を少しでも多く覚えるなど、少なくとも日本にいるうちに最低限の単語や文法を身につけておいた方が現地に行ってから無駄な時間を過ごさずに済みます。
現地に行ってからどうにかなると過信しすぎず、事前に時間の余裕がある場合には、語学力アップのための学習を怠らないようにしましょう。
まとめ
世界に出て何を学び、どのような分野で今後活躍しようとしているのかによって、留学プランは大きく変わっていきます。
なぜ留学する必要があるのか、何を学び将来にどう活かすのか、まずは具体的にプランニングし、意識を高めていくところから始めてみましょう。
そして留学を決めたなら、時間や計画には十分にゆとりを持ち、留学に向けた学習を進めます。
留学期間を有意義なものにできるよう、日本でもしっかり勉強しておくことが重要です。
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