マインクラフトというゲームでプログラミング学習ができることをご存じでしょうか?
ゲームというと、子供は熱中しますが、親御さんからすると、遊んでばかりになってしまうのでは?と、購入を悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。
また、プログラミング教育は必要と感じているけれど、子供がなかなか興味を示さない、というご家庭もあるのではないでしょうか。
しかし、このマインクラフトは、楽しみながらプログラミング学習するのにぴったりな教材です。
今回は、子供のプログラミング教育にマインクラフトをおすすめする理由を解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
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マインクラフトとは?
マインクラフトは世界中で人気のゲームで、PCやゲーム機など、さまざまなデバイスでプレイすることができます。
マインクラフトは、スウェーデンのMojang社(現在はマイクロソフトの子会社)を作ったマルクス・ペルソン氏が開発した、「サンドボックス」ゲームです。
サンドボックスとは、英語で砂場のことですが、子供が砂場で遊ぶように、何をどうやって遊ぶのかを自分で決めることができるもので、決まったスタートやゴールを持たない非常に自由度の高いゲームです。
マインクラフトはゲームで遊ぶだけでも、「ものづくりの方法を学ぶ」「3次元の座標の知識を学ぶ」「回路を組む方法を学ぶ」ことができ、教育的効果が期待できます。
しかし、マインクラフトはゲーム自体の楽しさだけではなく、子供がPCでプログラミングを学ぶこともできるので、教育熱心な親御さんからも熱い視線を集めているのです。
PCで使えるマインクラフトには、「Java版」と「Windows10版(統合版)」があります。
Java版では、「Minecraft Forge」「Raspberry Jam MOD」というMODをインストールしたうえで、Scratchと連携すると、ビジュアルプログラミングが利用できるようになります。
Windows10版では「Code Connection for Minecraft」をインストールすることで、MakeCodeを利用してビジュアルプログラミングを操作できます。
いずれもプログラミング機能の追加は無料でインストールすることができますが、Java版とWindows10版では、プログラミングできることに少し違いがあります。
持っているPCの種類や、使い方などで、どちらがよいか検討するといいでしょう。
プログラミング学習で身に付く能力
プログラミング学習を行うことで、単にプログラミングの方法を学ぶということではなく、これからの時代に必要な力を身につけることができます。
この後、プログラミングで身につく3つの力について、解説していきます。
論理的に考える力
論理的に考える力とは、ひとつの課題に対して答えまでのプロセスを考える力のことです。
プログラミングをする上で、機械はプログラムされた通りにしか動作しないため、プログラムを間違えると、こちらが想定している動作をしてくれません。
それぞれの要素を個別に整理し、正確に順序立ててプログラムできる能力が必要となってきます。
正確に順序立ててプログラミングができるようになるにつれて、論理的に考える力が身についていきます。
また、論理的に考える力は、ビジネスの現場でも必須です。
プログラミングを通して、社会人に必要な、複雑なことをシンプルに考えるスキルを自然と身につけることができるのです。
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問題を解決する力
問題解決力とよく言いますが、問題を解決する前に一番大切なことは、問題はどこにあるのかを明確に認識することです。
問題点がずれていたり、具体的でなかったりした場合、解決に至らず、はじめからやり直すことになるかもしれません。
問題が明確になったら、どうやったら解決できるのか、情報を集めて分析し、どのような方法を取るのかを決めて、実行する必要があります。
そして、解決するためにプログラミングしても、間違いがあると想定したように動きません。
なぜ思ったように動かないのかを考え、さまざまな方法を試し、トライ&エラーを続けることで、自ら課題を解決していく能力を身につけていくことができるでしょう。
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豊かな発想力
子供はもともと自由な発想を持っています。
プログラミング学習では、入力したその結果がすぐに目に見える形で出てくるので、子供も飽きることなく集中して学習することができます。
そのため、自由な発想を、次々と試すことができます。
一つの問題解決のために、その解決方法は人それぞれ思いつくことが変わってきます。
長いコードを書いてプログラミングすることも、少ないコードでプログラミングすることもできます。
「こうやったらもっといいかな」「こんなこともできるな」という自由なアイデアで、さまざまな方法を試していくうちに、豊かな発想力を養うことができるのではないでしょうか。
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マインクラフトでプログラミングを学習するメリット
プログラミングは、仕事や勉強として身につけようとすると、退屈で、子供には難しいものになってしまいます。
しかし、マインクラフトを進めていく中で、遊びながら試行錯誤するため、気がつかないうちにプログラミングを体験することができます。
そのため、「プログラミングの勉強」というと、苦手意識を持ってしまう場合も、ゲームであれば楽しんで学習できることでしょう。
ここでは、マインクラフトで遊びながらプログラミング学習するメリットについて解説していきます。
プログラミングの基礎である「三大要素」を学べる
プログラミング学習で身につけられる能力とは、具体的にどういうものかご説明します。
プログラミングの基礎には、「三大要素」と言われるものがあります。
三大要素とは、
- 順次
- 繰り返し
- 条件分岐
のことです。
順次
「順次」とはその名の通り、順番に、次々と、進めていくという意味です。
やるべきこと(処理すること)を書いておき、順番通りに実行することです。
繰り返し
「繰り返し」とは、同じ動作を繰り返し行うことです。
どこまで繰り返し動作をさせる必要があるのか、条件を設定しておかなければいけません。
これを満たしたら、繰り返しを終わらせる、という条件を決めておく必要があります。
条件分岐
「条件分岐」とは、条件によって処理を分けることです。
条件に当てはまるか、当てはまらないかを判定して、そこから処理を実行していきます。
これらのプログラミングを行う上で基本的な概念が、マインクラフトで遊んでいる中で身につけられるというのは、とても魅力的ではないでしょうか。
想像力・創造性を養うことができる
想像力と創造性
プログラミングとは、自分で想像したものが、どうやったら形にできるのかを考えることが大切です。
プログラマーには自分が入力した文字列がどのように動き、どのようなエラーになるのか、頭の中で想像する力が必須。
また、どういうプログラミングをしたら実現可能なのか、0から考え、創造していく力も必要になってきます。
プログラミングで想像力・創造性の育成
書籍『もっと楽しむ!マイクラでプログラミング』を参考に、「エージェントに塔を作らせる」というプログラミングを作成する場合の例をご紹介します。
Windows10版でCode Connectionを導入した場合、エージェントというロボットのような外見のモブが現れます。
このエージェントにプログラミングで命令を与えるとブロックを置いていくなどの動作ができます。
1辺が5つ、10段のブロックを積み上げた塔を作る場合、
- エージェントに動きながらブロックを置く
- 4ブロックおいて向きを変える
- 上に1つ上がる
- 障害物を壊す
などの命令を入力しなければいけません。
さらに、エージェントが自分自身と同じ位置から始めるといけないので、スタート地点を5ブロック動かす指示や、エージェントのスロット番号1を有効にする、など詳しくないとイメージのわかない指示も必要です。
ですので、自分自身で0からエージェントにプログラミングしていった場合、何度も試行錯誤が必要となってくるでしょう。
このように、実現したいゴールのために、うまくいかなかったら、指示を別のものに変えてやり直す、といったトライ&エラーを繰り返す中で、想像や創造する力が養われていくのです。
情報収集能力が身に付く
マインクラフトは、ゲームを行う上で、特別なルールや解説がないため、工夫して効率的に進めていかなければいけません。
何をすれば自分が思った通りにうまくいくのか、プログラミングしてうまくいかなかった場合、間違っているのはどこなのかなど、自分で調べて確認する必要があります。
また、自分の頭の中に浮かんできたものを実現する場合、実現するための手段を調べていくうちに情報を入手する力がついていくでしょう。
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まとめ
楽しみながらプログラミングを学習することのメリットを感じていただけましたでしょうか。
マインクラフトはゲームではありますが、教育的効果が期待できます。
ゲームをしながら、もっと世界を広げて楽しんでいきたいと思ったときに、プログラミング学習に自然と夢中になるでしょう。
また、プログラミング学習では、21世紀に生きる子供たちに必要となる力を身につけられます。
ご家庭でのプログラミング学習に、ぜひご活用ください。
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