最先端教育

大学でのPBL(課題解決型学習)事例についてご紹介!

さまざまな学習方法が研究されている昨今、現代社会に期待される新しい学習方法として、PBL(課題解決型学習)が注目を集めています。

この記事では、大学での導入事例をご紹介しながら、その概要や目的などを解説していきます。

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PBL(課題解決型学習)とは?

PBL(課題解決型学習)は、アメリカ教育界の第一人者でもあったジョン・デューイが初めて教育実践に取り入れた学習理論です。

PBLは「Project-based learning」の略で、日本語では課題を基にした学習で、課題を解決する能力を高めるための学習法を意味します。

教師からの受け身学習ではなく、自分で問題や課題を発見し、課題解決に向けた活動を模索しながら進めることが中心となります。

課題解決から導き出される解答がこれと決まっていない点、課題に対する柔軟なアプローチが必要とされている点も大きな特徴です。

活動内容としては、生徒自身での課題解決などの能動的な活動を促し発展させるという目的を達成するために、体験学習やグループディスカッションといった授業が中心となります。

その活動で、生徒は課題に対する仮説を立て、討論や調査によって仮説が正しかったかを検証し、方向修整を繰り返しながら課題解決に到達します。

PBLの学習とは、課題解決に至ることよりも、その活動プロセスそのものが学習であると考えられています。

PBLの概要を詳しく知りたい方はこちら!
PBL(課題解決型学習)とは?教育方法・メリット・国内外事例まで

PBL(課題解決型学習)が注目される理由

近年、PBL(課題解決型学習)が注目されている背景として、文部科学省が「アクティブラーニング」を推進していることが大きく影響しています。

アクティブラーニングとは、暗記学習などの受動的な授業だけではなく、自ら問題や課題を見出しその解決のために必要な既習知識を活用できる能力育成を目的とした教育法です。

グローバル化が進むにつれて、今後の現代社会では複雑かつ正解が不確定な課題を解決しなければならない場面に遭遇することが増えきました。

このような社会に対応するため、人材としての「課題発見力」「課題解決能力」「考察力」「当事者意識」といったスキルがますます求められるようになったのです。

そこで、今後重要視されるであろう実践的能力を伸ばす手段として、アクティブラーニングの1つの手法であるPBL(課題解決型学習)が注目され始めました。

PBL(課題解決型)授業とSBL(科目進行型)授業との違い

SBL(科目進行型)の目的が課題を解決することである一方、PBL(課題解決型)では課題を解決するまでの活動自体に重きを置いている点が大きな違いといえます。

従来の講義型や暗記学習を中心としたSBL(科目進行型)では、与えられた課題に対する解決法となりえる知識を学び、そこで習得した知識を用いて課題解決することを目的としています。

そのため、授業構成としては、基礎から応用へと段階的に進める学習法をとっています。

一方、課題解決までの活動そのものを学習とするPBL(課題解決型)授業では、仮説を立て調査と検証を行い、さらに新しい仮説を立てて再検証していくといった学習順序をとります。

この授業において展開される発見学習、体験学習、調査学習、相互学習などを含む、課題解決に到達するプロセスを行うことで、知識習得に対する価値を高め、自ら課題に取り組む能力を養えるのです。

大学のPBL導入事例ご紹介!

教員と学生が双方に学び合う 三重大学

まず、2005年からPBL教育推進に向けた取り組みを実施している、三重大学の事例をご紹介します。

社会への通過点にある大学において、高校までの学習経験に基づく講義形式学習を一歩抜け出す必要があるとの観点から、コミュニケーション力を育む教育方法のひとつとしてPBLによる授業実践が行われています。

ここでの取り組みで注目するべきものは、教員向けの「PBL授業独自マニュアル」と学生向け「スタートアップセミナー」でしょう。

PBL教育推進のためには、授業を行う教員と授業に参加する学生双方がPBLについて知識を深め、PBL授業に適応できることが重要となります。

教員向け独自PBLマニュアルは、教員の負担軽減を考慮した内容となっています。

例えば、急激な授業内容の変化を強要するのではなく、従来の講義型とPBLの中間となる授業形態を経て、段階的に移行したりします。

このマニュアルは、教員がPBL教育実践に必要な最低限の知識を集約し、授業中に活用できるように構成されています。

また、学生のPBL授業適応を目的として、PBLに必要なスキルの習得に向けたスタートアップセミナーが入学初年度より開講されます。

セミナー全15回の授業すべてにPBL授業の活動が組み込まれており、大学教育に必要な「感じる力・考える力・コミュニケーション力・生きる力」といった4つの力を身につけるための受講用テキストも作られています。

このように、時代のニーズに合った大学教育を提供するための三重大学の取り組みは、PBLの効果を教員と学生双方がそれぞれ高めていくために役立つものとなっています。

 

学科によって異なるPBL授業 多摩美術大学

多摩美術大学では、それぞれの学科の学生が集まり、各々の専門的知識を活かして授業に参加するPBL授業が展開されています。

ここでは、各専門の学生同士が互いの知識を持ってきて刺激し合うことにより、総合的な能力を高めることを目的としています。

幅広い考え方や新しい発想の創造が期待されるPBL授業の成果として、各学科ではさまざまなプロジェクトが発表されています。

例えば、グラフィックデザイン学科による「パッケージデザイン基礎」の授業では、企画立案からプレゼンテーションまでの体験的学習をPBLとして取り入れました。

また、生産デザイン学科の「バナナ・テキスタイル」の授業では、バナナ生産国に対しバナナ繊維の活用支援を中心とした交流活動をPBL授業の一環として行っています。

そのほか、21世紀の芸術と技術の融合を目的とする衛星芸術プロジェクトが、東京大学とJAXAの共同で取り組まれています。

この活動におけるPBL授業により、宇宙のデータを芸術に活用する具体例の発信が期待されています。

このように、さまざまな個性や知識が集まる美術大学ならではの環境によって、PBL授業のユニークな成果が生み出されています。

 

情報通信技術を活用したPBL授業 湘南工科大学

湘南工科大学では、各学科の専門科目で習得する知識や技術を現代社会に活かすための学習として、数多くのPBL科目が実践されています。

その取り組みの中で、特に情報通信技術を活用した「コラボレーションルーム」の設置が、情報関連機器メーカーなどから注目を集めました。

PBLを深化させる多目的学習の空間として新設された5つの教室には、可動式テーブルや椅子、指で書ける電子黒板などの設備が整えられています。

それらは、ディスカッションやプレゼンテーションなどのさまざまな活動形態に対応するために、授業内容によって自由に構成を変えられるようになっているのです。

また、各自の学習内容や収集した情報などを自由に投写できるタブレット端末がプロジェクターと接続されるなどの環境も整えられました。

これらの環境整備により、さらに多くの情報や考えに触れながら、それぞれの課題解決への活動を広めていくことが可能となっています。

こうした情報通信技術の活用は、スマホなどICT機器に慣れている学生にとって身近な存在であり、さらなる学習意欲や関心に繋がっているようです。

湘南工科大学の充実した設備は、学生の専門知識や情報の応用力を高める大きな手助けとなっており、いい参考事例といえるでしょう。

まとめ

ここまで、PBL(課題解決型学習)について、その目的や効果、大学での導入事例などをご紹介してきました。

PBLはまだ課題も多く新しい教育手法ですが、グローバル社会を支える人材を育成するために有効な学習方法として、今後も広く普及していくでしょう。

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