「小学校までは習い事を続けていたけれど、忙しくてやめてしまった」という方は多いのではないでしょうか。
中学生のうちに習い事に励むことで、自信がもてたり、新しい目標ができたりとメリットがたくさんあります。
習い事によっては中学校生活ですぐに役立つだけでなく、将来社会人になってからもずっと使えるスキルを身につけることもできます。
今回はおすすめの習い事や選ぶポイントを紹介しますので、ぜひ役立ててください。
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中学生の習い事平均費用
文部科学省では、各年で「子供の学習費調査」を実施しており、一般的な家庭が1年間に使う習い事の費用を、それぞれの分野に分けてご紹介します。
中学生は高校受験を控えているという環境もあり、学習塾や家庭教師などの学習関係に20~25万円ほどの費用をかけています。
補助学習を除いた3分野は、公立中学校であれば15,000~30,000円ほど、私立中学校は25,000~45,000円ほどの費用をかけていることが多いようです。
中学生で習い事をしている人の割合
内閣府が「平成27年版 子供・若者白書」で提示した調査結果によると塾や習い事に行っている子供は、小学校1~3年生で44.0%,小学校4~6年生で53.6%,中学生で56.8%,高校生等で24.4%という結果でした。
特に中学生の60%近くが習い事をしており、小学生や高校生と比べても習い事の参加率が高いことが伺えます。
つまり過半数近くの中学生が、忙しいながらもやりたいこと(やるべきことも含め)を見つけ、習い事に取り組んでいるのです。
中学生の習い事選びの3つのポイント
①本人のやる気を重視
「好きこそ物の上手なれ」ということわざのとおり、どんな習い事であっても本人のやる気次第で結果は大きく変わります。
習い事を始めるきっかけとして、親の希望や周囲の友達に合わせてなどという場合は少なくありません。
しかし、本人が「サッカーでドリブルをうまくできるようになりたい」「英語をしっかり話すことができるようになりたい」など、習い事へのやる気がなければ成果に繋がりにくいだけでなく、大きな負担になってしまいます。
そのようなミスマッチを防ぐために、子供がどのようなことに興味・関心をもっているのか確認してみましょう。
中学生の授業後の限られた時間を有効に使うためにも、可能であれば無料体験に参加するのも一つの方法です。
② 使える時間を把握
小学生に比べ、中学生が習い事に使える時間はとても限られています。
特に授業後に部活に取り組んでいる場合は、夜遅い時間に習い事に通うことになる場合もしばしばあります。
その限られた時間内で習い事に通う必要があるため、通学方法や立地も含めて習い事にかけられる時間を把握することは重要です。
また、習い事に時間・体力を費やし過ぎてしまい、学校の宿題を深夜に取り組まなければならなかったり宿題を出すことができなかったりすると成績に悪影響です。
学校の宿題や休息時間も視野に入れながら、時間的・体力的に無理のない範囲で取り組むことがおすすめです。
③習い事にかかる費用をチェック
習い事は特別な準備がなくても手軽に始められるものもあれば、さまざまな用具や器具を揃えなければ取り組むことが難しいものもあります。
スポーツ系であればユニフォームや靴などのスポーツウェア、音楽系の習い事であれば高価な楽器を揃えるだけでなく定期的な楽器のメンテナンスもあるため、月謝以外にも相応の出費があることを念頭に置く必要があります。
「この教室に通いたいけれど、費用が高い...」という場合でも、同じ習い事の違う教室であれば月謝や学習内容も変わることも多いです。
無理をして習い事をはじめてすぐにやめてしまうよりも、予算を大きく超えない程度で継続して取り組む方が、長期的にメリットが多くリスクも少ないです。
中学生が学習塾以外の習い事をするメリット
①自己肯定感が高まる
自分で決めた目標に向かって努力する経験を通して、「自分はやればできるんだ!」という達成感を味わうことができます。
達成後に次の目標を立てることで、子供は挑戦する気持ちや諦めない心を育むことができます。
それだけでなく、努力して目標を達成した経験が積み重ねることで、自己肯定感を高めることができるようになります。
習い事に取り組むことで学校ではできない体験を学び、子供の個性や能力を伸ばしていくことは、大きなメリットであるといえるでしょう。
②人間関係が広がる
一般的な中学生は、学校のクラスや部活動などで友達と同級生や先輩・後輩と関わることで、人間関係を広げていることがほとんどです。
そのため習い事という新たなコミュニティに入ることで、他校の生徒や異年齢の人々とつながる良いきっかけになります。
同じ趣味をもつ仲間同士で競い合ったり励まし合ったりすることで、学校とは異なる人間関係を作ることができるだけでなく、視野を広げ人間的に成長できるでしょう。
③ストレスを発散し、気分転換できる
多感な思春期である中学生は、親が思っている以上に周囲に気を遣って生活しています。
そのため、自分でもよくわからないうちにストレスを抱え込んでしまうことも多いです。
溜まってしまいがちなイライラやストレスを発散するために、好きなことに集中できる習い事は効果的です。
中学生は成長期ですので、スポーツ系の習い事に取り組むことで周囲よりも体力を付けることもできます。
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中学生におすすめの習い事10選!
①プログラミング・ロボット教室
学習指導要領の改訂で2020年度から小学校で、2021年度からは中学校でプログラミングが必修化されます。
小学校ではプログラミング的思考の学習に留まるのに対し、中学校では具体的な技術も求められるため、プログラミングは習い事として人気が高まっています。
プログラミングが無料で学べるサイトやオンライン学習を実施している教室もあるため、ご家庭に合った方法を選ぶことができます。
教室によってはパソコンや用具を揃える必要がありますが、機器を貸し出している教室もあります。
プログラミングは言語によって学ぶ分野が変わるため、ホームページ作成・システム・ゲーム開発やロボティクスなど、やりたいことをきちんと選んでから通うといいでしょう。
②英会話
学校の授業はリーディングやライティングが中心となるため、リスニングやスピーキングなどコミュニケーション能力を高めたい場合は英会話教室が効果的です。
高校受験や大学受験では、英検やTOEICなどの民間資格の取得で優遇措置を受けることもできます。
将来社会人としてグローバルな職業に就きたい場合はもちろん、多くの就職先で優遇されますのでとてもおすすめです。
また、スマホアプリやオンラインのサービスが豊富にあることも特徴の一つです。
オンラインの場合は通うよりも費用・時間ともに負担が少なく、自分のペースで学習を進めることも可能です。
アプリによってはさまざまな国の人々と英語で会話できるため、実践的なコミュニケーション能力向上にも役立つことでしょう。
③ピアノ
ピアノは適切なリズム感と音感を育むことができ、学校の行事で伴奏者に選ばれるといった活躍の仕方もできます。
ピアノの楽譜を読む際に必要となる知識は、小中学校の音楽の学習内容の基礎が多く、ピアノを習っていれば義務教育の音楽で困ることはまずありません。
ただ、毎日一定の時間練習し続けなければ定着させるのは難しく、根気が必要です。
両手の指を別々に動かす必要があることから、パソコンのタイピングをはじめ手先を動かす作業にも応用できるでしょう。
月謝は大手のピアノ教室であれば5,000〜10,000円程度が多いです。
発表会やコンクールでは参加費や衣装代が必要ですので、出費は多めです。
教育学部への進学や保育士・幼稚園教諭・小学校教諭の採用試験でピアノ演奏を課していることもあります。
④水泳
水泳は小中学校の体育の授業では、毎年必ず取り上げられる競技の一つです。
しっかり時間をかけて教わらないと正しい泳ぎ方を身につけることはとても難しく、今も昔も人気の習い事です。
また他のスポーツに比べて体の負担が少ないためけがをしにくく、室内のスクールであれば天気に関係なく練習できます。
水泳は全身運動であり体力や運動能力の向上に役立つため、さまざまなスポーツのトレーニングにも取り入れられています。
月謝はレッスン内容や通う回数によって変動はありますが、10,000円程度の場合が多いです。
水着やゴーグル、タオルなどそれなりに用具の準備は必要ですが、学校の授業用と兼ねてしまえばそれほど負担は大きくありません。
⑤ダンス・体操
体操教室ではマット運動や鉄棒、トランポリンなどの練習を通して、基本的な体の動かし方や柔軟性を身につけられます。
ダンスを習うことでリズムに合わせて体を楽しく動かしたり、振り付けを覚えることで記憶力を鍛えたりすることもできます。
月謝は週に1回のペースであれば、4,000〜10,000円程度の場合が多いです。
脳から全身の筋肉までを使う全身運動であり、チームの演技では協調性や目標に向かって努力する一体感を味わうこともできます。
体操やダンスは体育の授業で毎年必ず取り上げられているため、学校の成績アップに直結することも大きな強みです。
学校行事である運動会や体育祭の組み立て体操やマスゲームなどでの活躍も期待できます。
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⑥武道
武道は、保護者に人気のある習い事です。
月謝の相場は5,000〜10,000円ほどです。
費用は道着だけの場合もあれば、剣道や弓道など防具や竹刀・弓といった特殊な用具を必要とすることもあり、それなりに費用がかかります。
人気の理由としては、稽古を通して精神が鍛えられる・礼儀作法が身に着く・いざというときに身を守もれる、というメリットがあるようです。
中学校・高校へ進学すると、体育のカリキュラムの中に武道が取り上げられたり部活動に参加できたりすることも多いです。
そのため学校の成績や活動への好影響を期待できるでしょう。
学校で専門的な知識のある指導者に出会うことは難しいため、本格的に頑張りたい場合は習い事として通うことがおすすめです。
⑦サッカー
サッカーは以前から男の子に人気の習い事の一つですが、女子サッカーの普及から最近は女の子が習うことも増えてきました。
サッカーは常にチーム全体のことを考えて動くことが求められるため、チームワークの重要性を学ぶことができます。
月謝は所属先によって異なり、スポーツ少年団は2,000円~、スクールは6,000円~(週1回)、クラブチームなら1万円前後といったところです。
ユニフォームやスパイクなどの用具を揃える必要があることは留意するといいでしょう。
教室の数が豊富ですので、「趣味で体を楽しく動かしたい」「トップ選手を目指して本格的に頑張りたい」など自分に合った教室が見つかりやすいことも魅力の一つです。
⑧ボルダリング
ボルダリングは支点に飛び移ったりよじ登ったりするため筋力がつくだけでなく、不安定ながら「足場をいかにして確保するか」を考えるため判断力やバランス感覚も良くなり、体幹を鍛えるのに役立ちます。
月額制の場合は、週1回の利用で6,000~8,000円前後が相場です。
ボルダリングに必要な用具は動きやすい服装・クライミングシューズ・チョークで、施設でのレンタルも可能です。
スポーツ系の習い事の中では、かなり経済的に負担の軽い部類であるといえます。
また、親子で始めやすく楽しみやすい点も大きなメリットです。
親子で一緒に挑戦することでコミュニケーションの機会が増えるため、良好な親子関係を築くこともできるでしょう。
⑨書道教室
書道を習うことで文字をきれいに書くことができると、さまざまな場面で好印象をもってもらえます。
集中力や正しい姿勢が身についたり、学校の行事で題字を頼まれたりなど、メリットも多いです。
最近は少ないかもしれませんが、年賀状の宛名やご祝儀袋への記名など、手書きが必要になる場面はまだまだあります。
大人になっても「学んでおいてよかった!」と思える習い事であるといえるでしょう。
月謝の相場は2,000~5,000円ほどで、筆や紙代などの消耗品や昇級試験代が必要となります。
書道は十級~一級、初段・準二段~八段と上がっていき、最終的に師範の資格を受験することができます。
師範の資格があれば、自分で書道教室を開くことも可能です。
⑩絵画教室
「スポーツ系と文化系を両立したい」という場合におすすめしたいのが絵画教室です。
月謝の相場は5,000~10,000円で、画材がかかり作品の完成までにある程度通い続ける必要があることから、比較的費用がかかる習い事です。
中学校の授業では美術の成績に直結すると考えがちですが、理科の植物観察のスケッチや技術の作図作業など、学校の授業で絵を描く機会はとても多く、絵をきちんと描くことができるだけで評価される場面はたくさんあります。
夏休みの課題でポスターを提出して一定の水準の表彰経験があれば、高校受験時にも加味されることもあります。
絵画教室で絵を描くことを通して、想像力を豊かにしたり作品を完成させる達成感を味わったりすることができるなど、メリットは多いです。
英語×プログラミングが学べるスクール
中学生におすすめの習い事として「プログラミング」と「英会話」をご紹介しましたが、実は両方を一度に学べるスクールも存在します。
Awesomoe Ars Academia(オウサムアルスアカデミア)は、アジア4ヶ国6拠点1500人で活動するソフトウェア開発会社が提供する「英語」と「プログラミング」を学べる多国籍テックスクールです。
アジア各国の大学へIT教育も提供し、年間2000名以上のエンジニアを各国で育成しています。
プログラミングスキルはもちろん、多国籍のエンジニアと一緒に開発をする体験ができる、最高の教育環境を提供しているのが特徴です。
セブ島IT留学をはじめとして、小学生・中高生向けのオンラインプログラミング講座なども開催しています。
「英語を学ぶ」のではなく、「英語で学ぶ」ことはこれから重要度を増していきます。
ぜひ習い事として検討してみてはいかがでしょうか。
Awesomoe Ars Academia(オウサムアルスアカデミア)は、オンラインスクール説明会を毎月開講しているので、気になる方は一度参加してみてください。
また、Awesome Ars Academiaのプログラミング授業について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
Awesome Ars AcademiaのIT留学がおすすめできる理由とは?最先端教授法のご紹介。
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新学習指導要領導入で変わる中学校教育
昨今のグローバル化で英語によるコミュニケーションの重要性が増しています。
また、AI(人工知能)やビッグデータを重視する現代において、プログラミングスキルをもつIT人材の需要がますます高まっています。
このような背景のもと今回の学習指導要領の改訂で注目されているのが、小学校3年生の英語教育必修化・5年生からの英語の教科化・プログラミング教育の必修化です。
この変化に伴い、中学校教育でも英語学習の高度化とプログラミング技術をきちんと身につけることが求められます。
【中学生の習い事】親に反対されたらどうする?
子供が「やりたい!」と思う習い事があっても、親が賛同するとは限りません。
親は応援したい気持ちがあっても、「しっかり続けることができるだろうか」「習い事の送り迎えがちょっと・・・」といったさまざまな心配をしています。
親の心配が少しでも減るように、「何のために習い事をやりたいのか」「どのように習い事に取り組むのか」をきちんと説明しましょう。
反対されても冷静に説明することで、親の心が動くことがあります。
あきらめずに説得を続けてみましょう。
まとめ
限られた時間で学校の宿題や部活動に取り組む中学生にとって、習い事を続けるということは保護者も含め大変になることもあるでしょう。
しかし大変だからこそ、できるようになったときの「頑張ってよかった!」という達成感はかけがえのない体験であり、今後の自分を成長させる大きな原動力となります。
そのためにはまず、自分のやりたいことをきちんと見つけることが大切です。
習い事を続けることで自分の夢に近づくことができるよう、ぜひ頑張ってくださいね。
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