就職活動は、自分の将来を大きく変えるとても重要なイベントです。

働いた経験がない高校生の皆さんにとって、どうやって仕事を選んだらいいのか、どのように就職活動をすればいいのかなど悩むことがたくさんあると思います。

今回は、高校生の皆さんが知っておくべき企業研究の方法や求人票の見方、おすすめの就職支援サービスまでご紹介していきます。

少しでも就職への不安を減らすためにも、ぜひ１度この記事に目を通してみてください。

企業研究をどうしたらいいかわからない

高校生の就職先は、求人票（後ほど解説します）と呼ばれる紙を元に探していきますが、求人票だけでは分からないこともたくさんあります。

そこで大切なのが、職場見学です。

職場見学では、働いている先輩社員の様子や職場の雰囲気に直接触れることができます。

見学時は仕事内容を知るために、１日の流れを確認してみましょう。

何時に出勤してどのように仕事をしているのか、残業はどのくらいあるのかなどを詳しく聞くことで、自分が仕事をするイメージが浮かんでくると思います。

 

求人票の見方がわからない

求人票は会社概要や仕事内容、労働条件（給料・勤務時間・休日や福利厚生）など、就職のために必要な情報が幅広く載っています。

採用試験や職場見学、企業からのメッセージなどもぜひ目を通してみましょう。

また、「青少年雇用情報欄」ではブラック企業かどうかも判断でき、「募集・採用に関する情報」では、新入社員がやめやすいかどうかを確認することができます。

ほかにも、仕事しやすい環境づくりがなされているか、社員がきちんと休んでいるのかなどを見ることもできます。

 

自分に合った職種がわからない

興味のある仕事を探すために、自分に合った業界（何を扱うのか）や職種（どんな役割を担うか）を確認してみましょう。

 

① 好きなことや興味のあることから業界を選ぶ

好きなことや熱中していることをたくさん書くことで、興味のある業界を見つけやすくなります。

 

② 性格や長所・短所から職種を選ぶ

自分に向いている・関心のある職種を選ぶことで仕事の向き不向きをはっきりさせることができます。

また、エゴグラムや性格診断などの客観的な診断結果を参考にするのもおすすめです。

プロの就職アドバイザーからサポートを受けられる

就職支援サービスとは、就職に関する専門的な知識のある就職アドバイザーが、就職活動のサポートをしてくれるサービスです。

「就職活動で何をしたらいいのかわからない」や、「いつから何を準備するのかわからない」といった、就職活動に関するさまざまな不安や悩みを解決するためのアドバイスをしてくれます。

それ以外にも、就職アドバイザーは企業の事情を詳しく知っています。

そのため、求人票や会社のホームページなどではわからない重要な情報を教えてもらえるかもしれません。

就職支援サービスによっては、企業と直接会うことができるようなイベントを開催しているところもあります。

無料で利用できることも多いので、効率よく就職活動を進めるためにもぜひ活用しましょう。

 

自分に合う仕事を見つけやすい

就職支援サービスでは、とても多くの求人情報を扱っています。

そのため、求人情報をしっかり調べることで自分に合った仕事に出会える可能性が高まります。

しかしその一方で、あまりに情報量が多く、仕事選びに迷ってしまうこともあります。

そのような場合には、就職アドバイザーと個別相談やキャリアカウンセリングをしてみるといいでしょう。

面談やカウンセリングをすることで自分のやりたいことが明確になり、自分に合う仕事を見つけやすくなります。

また、就職アドバイザーから客観的な意見をもらうことで、自分では思ってもみなかった業界や職種を適職として紹介してもらえたり、希望していた業界の思わぬ側面を教えてもらえたりすることもあります。

 

履歴書・面接対策などのアドバイスをもらえる

就職活動で誰もが１度は頭を抱えるのが、履歴書や採用試験の面接対策です。

特に履歴書は、書き方によって応募先の企業にプラスの印象を持ってもらえることもあれば、マイナスのイメージで受け取られてしまうこともあるため、慎重に内容を決めていく必要があります。

面接でも同様で、同じ内容の話をしているのに話し方によって合格・不合格がわかれてしまうこともしばしばあります。

そのため、就職支援サービスに頼ることで、たくさんの高校生の就職活動を支援してきた豊富な経験と知識を駆使して、履歴書の書き方や面接対策などもきちんとサポートしてくれます。

特定の業界や企業が好む表現や言い回しなど、細かい知識も教えてくれるかもしれません。

①Atte Me

Atte Meは、高校生の進路指導を経験しているキャリアコンサルタントによる、就職活動サポートを受けることができます。

具体的には、高校生向けのインターンシップや面接指導のほか、履歴書や自己PRの作成・添削といった内容です。

専門的な知識のあるキャリアコンサルタントが、高校生の皆さんの悩みに寄り添いながら希望に合ったサポートをしてくれるという点が魅力です。

高校生と企業の新たな出会いをつくるために、大阪府とともに「オンラインEXPO」という６社の企業とYouTubeライブで会社説明会を実施したことから、今後も同様のイベントを開催することがありそうです。

情報を逃さないように、サイトニュースをチェックしていくといいでしょう。

 

②NEWGATE

NEWGATEは、高校生をはじめ、学業と就職を両立させたい学生やフリーターなどを対象にした就職支援サービスを提供しています。

会員登録をすることで、最新の求人情報やインターン・学生社員情報を受け取ることができます。

上記に加え、希望者には最新の就職情報やイベント情報・先輩社員・先生や高卒社長との対談記事といったユニークな情報も届くようになります。

もちろんサイト内で就職したい地域や職種を入力することで、自分に合った求人情報を探すこともできます。

「学生社員制度」という大学での学業を継続しながら、企業の一社員として働けるプログラムも実施していますので、高校を卒業した後も利用できる点が特に便利です。

 

③ハタラクティブ

高卒やフリーターなど２０代の利用が多いハタラクティブですが、高校生の就職支援も実施しています。

高校生におすすめの仕事や先輩の就職エピソードなど、就職に役立つコラムが載っていますので、情報収集するにも困りません。

フリーターや高卒就職のノウハウを高校生就職に活かしており、求人数も充実している点から、就職支援サービスとして信頼できるといえます。

また、全国に拠点を持っていますので、さまざまな地域の求人情報を手に入れることもできます。

専任のアドバイザーがそれぞれの相談者の担当者として丁寧に希望を聞き取り、マッチした求人情報を紹介してくれます。

情報量、就活サポートともに充実している就職支援サービスです。

 

④ジョブドラフト Navi

ジョブドラフト Naviは、全国のさまざまな求人を調べることができる高校生の求人専門のサイトです。

会員登録をすることで、全国各地のさまざまな業種や職種の求人情報を調べることができます。

求人票はダウンロードでき、進路の先生に相談すれば職場見学や応募も可能で、気になる求人情報があれば、キャリアコンサルタントがLINEでのサポートもしてくれます。

また「ジョブドラフトFes」という合同企業説明会を開催しており、企業の人事担当者と直接会うことができます。

職場見学以外で企業研究できる貴重な機会ですので、ぜひ足を運んでおきたいイベントです。

また「ドラフトカフェ」には高校生ならではの疑問や就職活動に役立つ情報が載っているため、一度は読むことをおすすめします。

就職活動は、仕事選びや履歴書の作成に加え面接対策など、やることがたくさんあります。

就職活動に取り組む際、事前に準備をしたり、スケジュールを確認したりするたびに、気になることがたくさん出てくると思います。

そのような時に、１人で悩まずに相談できる相手を探しておくことが、就職活動を成功させるポイントになるでしょう。

家族や学校の先生のほかに、自分に合った就職支援サービスを見つけて賢く利用することで、自分に合った仕事をぜひ見つけてください。

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