通信制高校に通いながら留学できることをご存知でしょうか?
グローバル教育が注目される中、子どもたちの新しい進路の選択肢として通信制高校が注目されています。
通信制高校は、学ぶ場所や時間にとらわれず高校卒業資格を取得できます。さらに、その特徴を活かし、留学コースを取り入れる通信制高校があります。
通信制高校の留学は、留学先でレポートを提出することで、留年や編入せずに高校卒業資格を取得できる点が大きな特徴です。留学先では、英語はもちろんのこと、専門分野も同時に学べるコースもあります。
今回の記事では、通信制高校のグローバル教育の特徴と留学できる通信制高校の選び方を紹介します。
通信制高校でグローバルに学ぶ
通信制高校の中には、海外留学コースがあり、現地でのサポートも充実している学校があります。
自宅学習やオンラインでの学習が一般的な通信制学校の特徴を活かし、生活拠点は海外にしたいが、日本の高校卒業資格も欲しいといった要望を叶えることが可能です。
通信制高校への入学や留学コースを希望し、海外・留学先でレポートを提出することで、グローバルな環境に身をおきながら高校卒業資格を取得できます。
学習する場所や時間の指定がないため、世界各地を周りながら学習を続けるといった学習スタイルの可能性も広がります。
提携校&サポート校で高校卒業資格を取得しながら、留学・海外で学べる
通信制高校では、サポート校や提携校がさまざまなコースを用意していることがあります。
サポート校や提携校によるコースは、高校資格に必要な学習とプラスしてやりたいことや通学スタイルを選べる点がメリットです。
留学コースのある通信制高校では、サポート校による渡航前や留学中のサポートが充実しています。海外での生活や勉強することに不安がある場合も、心強いサポート体制があることが安心できます。
ダンスやデザインなどの専門分野も選べる
語学留学だけではなく、個々の興味関心や得意を活かして専門分野に特化した留学コースを設けている通信制高校・サポート校もあります。
たとえば、一ツ葉高等学校の「ニューヨークダンス留学コース」です。
ダンスの本場であるニューヨークに留学しながら、一ツ葉高等学校の卒業単位が認定されます。
英語だけではなく個性を活かした専門分野を選び、学べる柔軟な体制があることも、通信制高校のメリットでしょう。
通信制高校のグローバル教育が注目される理由
通信制高校でグローバル教育が注目される背景として、「教育のオンライン化」「グローバル教育の重要性」があります。
教育のオンライン化
コロナ禍が後押ししたこともあり、教育現場でもオンライン化が進んでいます。
通信制高校は、不登校・学校に馴染めないなど、ネガティブな理由で選択するイメージがある方もいるのではないでしょうか?
最近では、子どもたちや社会人も自分のペースで学ぶことができる学習スタイルをポジティブに捉え、主体的に通信制を選ぶ人も増えています。
学ぶ場所や時間にとらわれない学習スタイルが、現在のオンライン化の波にマッチしています。
また、インターネット環境さえあれば、レポートの提出も簡単にでき高校卒業資格を諦めることなく海外生活をおくることができる点も、オンライン化の大きなメリットです。
グローバル教育の重要性
英語はコミュニケーションツールとして必須とされていますが、さまざまな国の人と関わりが増える中、文化の理解や尊重など、多様性を受容するグローバルな価値観、教育が重要視されています。
日本国内の英語教育だけでは、グローバルな感覚が身につきにくいと感じる人は多いでしょう。
「世界を知りたい!」と海外に出る若者にとって、高校の卒業資格を取得でき、海外生活も実現できる通信制高校という選択肢が注目されていることも頷けます。
全日制高校と通信制高校での留学の違い
全日制高校に通いながら留学することもできますが、通信制高校と異なり注意すべき点があります。
長期間の留学中の単位は、日本では認定されず留年することがあります。また元の学年に戻れた場合も、授業の遅れや理解不足に陥る不安もあるでしょう。
留年を避けるため、夏休みなどの長期休暇を利用した語学留学では、留学期間も短く、充分な語学力を身につけることは難しいかもしれません。
全日制高校に通いながら留学する場合は、
- 長期的な留学が難しいこと
- 留学した場合の留年や授業の遅れのリスク
を考慮しなければなりません。
一方、通信制高校は学ぶ場所や時間に縛りがなく、卒業資格の単位も認定されるため、長期間の留学に向いています。
留学コースのある通信制高校
留学ができる通信制高校・サポート校を2校ご紹介します。
KTCおおぞら高等学院
KTCおおぞら高等学院は全国にキャンパスのあるサポート校です。
カナダ・バンクーバーにキャンパスがあり、1週間〜6ヶ月と希望の期間を選んで留学が可能です。
KTCおおぞら高等学院の生徒のためのオリジナルクラスがあるので、英語に不安があってもチャレンジしやすい環境です。
長期間の留学の場合もレポートの提出サポートを受けられ、卒業に遅れが出る心配はありません。
出発前や留学中のサポートが充実している点が魅力のサポート校です。
参考:KTCおおぞら高等学院
代々木高等学校
代々木高等学校は通信制高校です。提携しているサポート校により、やりたいことや通学スタイルに合わせてコースを選択できます。
海外留学・語学研修コースは、英語力と国際感覚を身につけることを目的としています。
英語のほかに、ダンスやデザイン、eスポーツなどの12のコースがあり、自身の興味関心によって、英語プラスαで学ぶこともできる点が特徴的です。
帰国後は大学受験対策もあるので、日本で進学することも可能でしょう。
参考:代々木高等学校
留学ができる通信制高校の選び方
通信制高校は留学や海外生活をしながら学べる点がメリットです。
しかし、通信制高校といっても、学校ごとに通学の回数や出席についてルールが指定されている場合があります。
留学や海外生活を前提として通信制高校に入学する場合は、学校独自のルールを事前に確認する必要があります。
スクーリングの頻度
通信制高校には、スクーリングと呼ばれる登校日があります。この登校日は、学校活動をし単位を取得するために登校が必要となっています。
留学を希望する場合は、スクーリング頻度が少ない通信制高校を選ぶことがポイントです。
留学中に何度も帰国しなければならないのは費用の面でも、負担が大きくなってしまいます。
年に数日、帰国後に集中してスクーリングを受けられるなど、スクーリングの日程や日数を確認しておくと安心して海外で生活ができるでしょう。
費用・期間
留学する期間と費用も選ぶポイントです。
基本的に、留学期間が長くなればその分留学費用が増えていきます。
しかし、留学期間が短すぎる場合、留学先から得られる経験が乏しくなったり英語が全く身に付かなかったりします。
- どのくらいの期間、留学先に滞在したいのか。
- 費用はどのくらいかかるのか。
留学の目的を考えて、費用と期間を検討することも大切です。
現地でのサポート
現地でのサポート体制もよく確認しましょう。海外に提携校がある通信制高校もあります。
現地に提携校のある通信制高校では、現地での勉強のサポートやボランティア活動などイベントの参加のアレンジなど、留学生活を全面的にサポートする体制が整っています。
英語力に不安があったり海外が不慣れで心配があったりする場合は、サポート体制が充実している通信制高校を選ぶこともおすすめです。
カリキュラム
高校卒業資格を取得するために必要な単位やレポート提出について確認しておきましょう。
留学中、レポート提出に時間を多く取られてしまっては留学のチャンスも活かしきれません。
留学コースでは、レポートの提出回数が少なかったり、卒業に必要な単位を無理なく取得できる仕組みになってたりするところもあります。
無理なく自分のペースで卒業資格を取得でき、留学生活も充実できるコースを選びましょう。
世界に通じるグローバル教育を身につけよう
通信制高校の、自由に学べる・場所も問わないスタイルは、グローバルな視点を身につけるチャンスとして注目されています。
全日制高校とは違い、長期間留学しても高校卒業資格を取得できる点や編入や留年の心配が少ない点も通信制高校から留学するメリットです。
しかし、留学費用の経済的な心配やレポート提出など自身で学習を進めることに不安のある方もいるでしょう。
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