学生の進路選択

インフィニティ国際学院とは!学費や特徴まで詳しく解説!

インフィニティ国際学院

皆さんは、「インフィニティ国際学院」という学校をご存じでしょうか?

インフィニティ国際学院は大谷真樹氏が学院長を務める学校で、世界を舞台にして、「旅をしながら学び合う」というコンセプトを掲げています。

詳しくご存じない方は、「一体、どういう学校なのか?」「そんなことが日本の学校でできるのか?」と疑問に思われるかもしれません。

今回は、インフィニティ国際学院について、学費や特徴も含めて、詳しくご説明していきます。

ぜひ、最後までご覧ください。

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インフィニティ国際学院とは

大谷真樹学院長は、自身の著書『世界で学べ2030に生き残るために』で

「10年後の日本と世界を変えていく人材を養成するしか方法はないと考えたとき、大学からでは遅すぎるかもしれないと気づきました。(中略)そこで、考えられるすべての条件を満たした理想的な高校を創ろうと決めました。それが、インフィニティ国際学院です。」

と書かれています。

インフィニティ国際学院は、世界で活躍する人材の育成を目指す、インターナショナルスクールです。

生徒たちは、世界を旅しながらさまざまな体験や人との出会いを通じて深い学びを行い、卒業後は世界の難関校や起業家を目指していきます。

また、フィリピンで英語力を鍛え、日本やアジア、アフリカなどを中心とした世界を舞台に、フィールドワークを行うカリキュラムになっています。

校名 インフィニティ国際学院
運営 株式会社八戸学院グループ
学習拠点 1年次フィリピン、2年次以降はアジアを中心とした世界
学院長 大谷真樹(元八戸学院大学学長)
顧問 武内隆明(認定NPO法人 Teach For Japan アドバイザー、PWM日本証券 特別顧問)
木村 太郎(国際ジャーナリスト)
村上 憲郎(元Google Japan 代表取締役)

 

学院長の大谷真樹さんについて

学院長の大谷真樹氏は1961年に青森県八戸市に生まれ、学習院大学経済学部を卒業。

NECやフジテレビで勤務したのち、親戚の会社を手伝いますが、経営不振でどん底の状況に陥ります。

そんな中、1996年にインターネット調査会社の先駆けである株式会社インフォプラントを創業。

「1999年に友人と出かけたアメリカのシリコンバレーでのことです。ベンチャーの世界に疎かった私は、そこで衝撃を受けました。(中略)『君のビジネスモデルは何だい?』(中略)どんな環境にいても、自分の意志で人生を変えることができるのを、火傷しそうなくらいの興奮が渦巻くシリコンバレーで学びました。」

と、前述の著書に大谷氏の転機になったエピソードが書かれています。

インフォプラントは急成長後、2007年にヤフーの子会社ヤフーバリューインサイトになり、2010年8月にはマクロミルに事業を承継しています。

大谷さんは2008年より八戸学院で教育に携わるようになり、2012年4月~2018年3月まで八戸学院の学院長として学校改革に注力しました。

日本の旧来型の教育体制を憂い、このままでは日本が沈んでしまうという危機感のもと、新しい真の人材育成を目指しています。

インフィニティ国際学院の特徴

旅をしながら学ぶ

インフィニティ国際学院の特徴である「旅をしながら学ぶ」とは、どういう意味でしょうか?

インフィニティ国際学院には、高校3年間決まった校舎に通う、ということがありません。

生徒たちは、日本や世界各地に移動しながら、「探求型学び」を行い、提携している通信制高校の授業の動画を合間で観たり、レポートを出したりして単位を取っていき、高校の卒業資格を得ます。

将来の進路について、偏差値や学力で選ぶのではなく、自分自身に向き合いながらアジアやアフリカなどを旅して、自分の極めたい道を発見していくことになります。

インフィニティ国際学院は、いままでにない、全く新しいスタイルの学校です。

参考:2020年10月31日のオンラインイベント「中高生の海外留学&進路ススメ」

 

英語力とともに高校卒業資格も習得できる

グローバルな視野を持った人材になるためには、活きた英語力を身につけ、思考力を鍛える必要があります。

しかし、独自のカリキュラムに時間を費やしている間、日本の高校を卒業できないとなると、進路や将来に影響が出かねません。

インフィニティ国際学院では、実践的な英語力を習得しながら、日本の高校卒業の資格も取得できます。

マンツーマンで個々のレベルに合わせて目標を設定し、どんどん自由に話す『コミュニケーショントレーニング』、自分で調べ・考え・話す『パブリック・スピーチトレーニング』、ディスカッション中心のグループレッスン『クリティカルシンキング・トレーニング』、さまざまな体験を通じて世界を知る『フィールドワークショップ』といった、オリジナルのカリキュラムがあります。

合格者は、インフィニティ国際学院への入学とともに、沖縄にある通信制高校の「八州(やしま)学園大学国際高等学校」に入学し、高校卒業も同時に目指して学習を進めていきます。

ちなみに、八州学園大学国際高等学校は、入学試験を設けていません。

また、インフィニティ国際学院では学力試験はありませんが、書類・自己PR動画などの選考があります。

 

豪華な講師陣

前述の大谷氏の著書には

「インフィニティ国際学院最大の特徴は、ナビゲーター講師の存在です。IT系や起業家、オリンピック選手など多様な専門領域で活躍している日本人や外国人のナビゲーターによる特別講義を毎週1回のペースで開催します。」

とあります。

ナビゲーターには、元日本マイクロソフト業務執行役員で株式会社圓窓代表取締役の澤円氏やOECD東京センター所長の村上由美子氏、海外インターン体験を提供する株式会社スパイスアップ・アカデミア代表取締役社長の森山たつを氏など、バラエティに富んだ豪華な講師陣が名を連ねています。

インフィニティ国際学院のカリキュラム

1年次

2020年12月現在、1年次はルソン島にある提携語学学校CNE1に滞在し、マンツーマンで英語指導や英語によるディベートなど、世界を舞台に活躍できるように英語力を徹底的に鍛えるカリキュラムになっています。

また国内外のフィールドワーク研修や、リーダーの視野や資質を育成する、インフィニティ国際学院オリジナルのカリキュラムを受講します。

コロナ禍の影響で、2020年は海外に行くことができていないため、「オンライン留学プログラム」を利用し、英語力を養うカリキュラムが行われています。

さらに、2020年9月より、「日本を知る」をテーマに、1・2年生合同の国内フィールドワーク活動も行われているそうです。

 

2年次

2年次は、生徒全員でアジアを中心としてヨーロッパやアフリカなど、テーマ別に世界を転々としながら、NGOやボランティアへの参加、国際インターンシップでベンチャー企業に参加するなどして体験学習を行います。

また、タイガーモブ社の「オンラインインターンシップ」やSPICEUP ACADEMIAの「オンライン海外フィールドワーク研修」、オフラインでNAYUTASの「超実践型インターンシップ」などのプログラムを採用し、世界での実践型のインターンシップに挑戦します。

アジアでは、中国、ベトナム、カンボジア、タイなどの国々をめぐり、アジアの発展から学びます。

ヨーロッパでは、イギリスやフランス、スイスなどの国々をめぐり、リベラル・アーツに触れる学習となります。

アフリカでは、エジプトやルワンダ、南アフリカなどの現地に向かい、アフリカの本当の姿を学ぶことができます。

なお、2020年12月現在では、世界だけでなく日本国内の旅も含まれます。

新型コロナウィルスが収束し、海外への渡航が解禁されたとしても、日本国内の旅は継続して行うそうです。

 

3年次

3年次は、1年次・2年次の体験学習などから導き出された、自分の将来のイメージ像に向かって、自ら研究テーマを決めていきます。

また、それぞれの進路に合わせて、インターンシップや大学進学の準備を始めます。

世界のトップレベルの大学への進学を目指し、IELTS検定や中国語の語学力の強化などをフィリピン提携校他で集中して行います。

インフィニティ国際学院の入学条件

インフィニティ国際学院の募集要項に、出願資格が明記されています。

  1. 入学年度4月1日時点で19歳以下の者
  2. 学校生活に必要な日本語力のある者(国籍不問)
  3. 現在中学3年生で今年度卒業見込み、またはすでに義務教育課程をすべて終了している者
  4. 入学年度4月1日よりインフィニティ国際学院(及び、高校卒業資格取得を希望する者は八洲学園大学国際高等学校)に属することができる者
    上記のすべての要件に該当する方が対象となります。

参考:https://infinity-gakuin.org/wordpress/wp-content/uploads/2020/07/applicationGuidelinesFor2021.pdf

出願時にはCASEC(英語コミュニケーション能力判定テスト)のスコアレポートやPR動画の提出が必要です。

ただ、2020年12月現在、一定の英語力は必須ではなく、どなたでも挑戦できるそうです。

また、インフィニティ国際学院の入試の特徴として、面接を重視しているという点が挙げられます。

面接で「学校と学生のお互いが合うかどうか」ということを確認するため、生徒によって回数や内容が変わることもあるようです。

インフィニティ国際学院でかかる費用

まず受験に際して、受験料33,000円がかかります。

また、費用については、インフィニティ国際学院学費、研修費、八州学園大学国際高等学校学費がそれぞれ必要となります。

1年次は、インフィニティ学費が132万円、研修費が232万円~約300万円、八州学園学費が1万円~約18万円、合計で365万円~約450万円となっています。

2年次は、インフィニティ学費が99万円、研修費が約300万円、八州学園学費が1万円~約23万円、合計で約400万円~約421万円となっています。

3年次は、進路選択により研修費が異なっており、インフィニティ学費が99万円、八州学園学費が1万円~約22万円、合計で約100万円~「進路による金額」となります。

インフィニティ国際学院での費用は、「全寮で食事なども込みの費用」となっており、「国内のインターナショナルスクールは年間200万円ほどかかる」ため、さほど差はありません。

ただ高額にはなってくるため、あらかじめ余裕をもって、資金計画を立てる必要があるでしょう。

参考:https://infinity-gakuin.org/wordpress/wp-content/uploads/2020/07/applicationGuidelinesFor2021.pdf

インフィニティ国際学院の卒業後の進路

学院としては、「国内外大学進学のほか、国際起業家等」を目指すとしています。

大谷学院長からは「ぜひ海外進学を目指してもらいたい」との発言があり、またアイエス留学ネットワークの坂本チカ氏は、「(インフィニティ国際学院の生徒は)『こういうことをやりたいんです』と自分の言葉できちんと語れていて、大人だ」という感想を述べています。

インフィニティ国際学院の高校生は、実践的なプロジェクト型授業などの学びを重ねる中で、自分の進むべき道を決定していくことになります。

参考:2020年10月31日のオンラインイベント「中高生の海外留学&進路ススメ」

まとめ

インフィニティ国際学院では、海外の高等教育機関への進学などを目指していますが、海外の大学入試では書類審査が中心で、提出されるエッセイも重要視されています。

インフィニティ国際学院の生徒が得た数々のフィールドワークでの活きた体験は、日本の普通の高校に通っていてはなかなか経験できないものばかりです。

海外の大学への入試においてもそれぞれの力を発揮できることでしょう。

インフィニティ国際学院のチューターである蔵本有紀さんにインタビューをしてきましたので、小中高生の方、またその保護者の方はぜひこちらの記事もご一読ください。

関連:可能性を広げたい学生必見!インフィニティ国際学院を詳しくご紹介

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