2020年の教育改革をきっかけに「幼少期から始める外国語教育」にさらなる注目が集まっています。
大ヒット映画ハリーポッターの主人公たちも在籍していた全寮制の教育機関「ボーディングスクール」もそのひとつ。
早期から子供に外国語やグローバルな価値観を身につけて欲しいと願う保護者を中心に、日本でも人気が急上昇しています。
日本におけるボーディングスクール
世界のボーディングスクールはとても歴史が古く、英国一の名門校といわれる全寮制男子学校イートン・ガレッジ(Eton College)は13世紀に開校しています。
では日本はどうでしょうか。
日本における最初のボーディングスクールは、全寮制男子学校ラ・サール函館が昭和35年に開校しています。
ここ数年で人気急上昇中のスクール
ボーディングスクールは、イギリスをはじめ、スイス、アメリカ、マレーシアなど、世界各国にあり、世界中の富裕層を中心に人気があります。
とくにスイスのボーディングスクールには、ヨーロッパ各国の王族や、近隣の国の富豪たちが子供を在籍させているということでも有名です。
もちろん中には、日本人を受け入れている学校もあります。
極端な例ではありますが「我が子の隣の席で、どこかの国の未来の国王が勉強をしている」そんなリアルもあり得るのが、海外のボーディングスクールの現状です。
ボーディングスクールが人気の理由
日本でインターナショナルスクールやボーディングスクールに人気が集まっている大きな理由のひとつとして、子供の個性にあった教育方法を選択する家庭が増えている、ということがいえます。
これからますますグローバル化していくであろう社会において、子供が国際的な感覚を身につけ、自分の力で未来を切り開いていくということが大切と考える家庭も少なくありません。
親自身の海外教育の経験の有無に関わらず「子供にはグローバルな環境を与えたい」と考える家庭は増加傾向にあるようです。
どこにあるの?
今や日本全国で次々と新しいボーディングスクールが開校しています。
既存の学校と合わせ、代表的な学校を北から順にご紹介していきたいと思います。
北海道函館市
全寮制男子学校ラ・サール学園(中学・高等学校)
世界79か国に約1100校展開するラ・サール校の日本校です
https://www.h-lasalle.ed.jp
岩手県八幡平市
ハロウ安比校(2022年に開校予定)
設立450年の歴史を誇るイギリス名門のボーディングスクールの日本校です
https://www.harrowappi.jp/ja/the-school-jp/our-facilities/
石川県金沢市
国際高等専門学校
すべての授業を英語で行う高等教育機関です
https://www.ict-kanazawa.ac.jp
長野県白馬町
白馬インターナショナルスクール
白馬の大自然の中でグローバルな感性を養う高校です
https://www.hakuba-is.jp/home-jp
軽井沢町
UWC ISAK Japan
国際バカロレア(IB:インターナショナル・バカロレア)プログラムを提供している高等教育機関
https://uwcisak.jp/jp/
千葉県柏市
Rugby School Japan
2023年に千葉大学柏の葉キャンパス内に開校予定のイギリス名門校の日本校
https://morino8.jp/localinfo/rugbyschooljapan/
愛知県日進市
国際高等学校(NUCB International College)
ハーバード流のケースメソッド教育を採用し、未来のリーダーを育成する男女共学の学校
https://ic.nucba.ac.jp/jp/
ボーディングスクールに通うメリット・デメリットは?
【メリット】
何といっても、24時間体制でバックアップが受けられるという点が全寮制のメリットと言えるでしょう。
起床時から就寝時まで、宿舎や学校の代表者、教員といったプロフェッショナルたちが子供の生活を全面的にサポートしてくれます。
そして在籍している多国籍の生徒たちと分かち合う多くの時間が、子供の感性を刺激し、グローバルな感覚を養うための素晴らしい機会となるかも知れません。
授業では、語学力だけに留まらず、子供の個性を尊重する教育方針や、MBA式の教育方針など、日本の既存の教育(義務教育を含む)では得られない貴重な経験を積むこともできます。
将来的には、海外留学や、より専門性の高い教育機関へ進学したり、就職したり、子供の個性を伸ばすことで得られるその効果は、子供の未来に大きな影響を与える可能性もあります。
外国語の習得をはじめとする各科目の成績が優秀なのはもちろんのこと、文武両道を兼ね備えた真のリーダーとして、人生の基盤を築くことができるかも知れませんね。
【デメリット】
学校によっては、小学校から全寮制となるため、早い段階で親元を離れ、自立した生活を送る必要があります。
また一般的な私立学校と比較しても、授業料が割高なのに加え、寮費も必要となるため、トータルで考えると年間400万円から800万円ほど必要となります(費用は学校によって異なります)。
そして何と言っても、多くの学校で共通言語が英語とされているため、入試試験はもちろんのこと、入学後も日常生活や学校生活、授業などについていけるだけの語学力が必要となります。
世界はすぐそこに
上記のような多種多様な国際経験を積めるボーディングスクールはとても魅力的ですが、一方で、もっと身近に今の時代ならではの選択肢があるのをご存知でしょうか。
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