プログラミング教育が小学校で必修化されたこともあり、プログラミングを本格的に学びたいというお子さんもいるのではないでしょうか。

最近では、ゲームを通してプログラミングを楽しく体験できるツールも増えています。

実際にプログラムを組み立てるには、プログラミング言語が必要です。

しかし、小学生にとって、いきなりエンジニアが普段使っているような言語だと難しすぎます。

そこで今回は、小学生でも扱いやすいプログラミング言語を５つご紹介します。

プログラミングとは、コンピュータに「こんなふうに動いて欲しい」と指令を出すことです。

コンピュータは０と１の羅列で指令を理解するため、本来は、０と１の組み合わせだけで指令を出す必要があるのですが、人間が０と１だけで指令を書くのは大変です。

そこで、決められた文字列を０と１に置き換える仕組みとして開発されたものがプログラミング言語です。

プログラミング言語で書かれた指令をプログラムといい、この指令を書くことをプログラミングといいます。

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プログラミングをするには、プログラミング言語が欠かせません。

プログラミング言語を学ぶことで、自分でホームページを作成したり、アニメーションやゲームを作ったりすることができます。

自分の想像したものをWeb上で形にするという経験は、お子さんに達成感を味わわせることができるでしょう。

しかしプログラミング言語にはいろいろな種類があり、作りたいものによって使うプログラミング言語は異なります。

自分が作りたいものにはどんなプログラミング言語が必要か確認し、学習するプログラミング言語を選択するといいでしょう。

ビジュアルプログラミング言語

ビジュアルプログラミング言語とは、ブロックなどのパーツやアイコンを動かして視覚的に組み立てるプログラミング言語です。

主にドラッグアンドドロップ操作でプログラムを組み立てるので、文字を打ち込む必要がありません。

キーボード操作に慣れていない小さなお子さんでも扱いやすく、小学生がプログラミングを学ぶのによく使われるのがこちらです。

ブロックを組み合わせてプログラムを作るもの、フローチャートのように指令を線でつないで作るものなど、言語によって仕様が異なります。

プログラミングの基礎となる論理的思考を、目に見える形で学ぶことができるでしょう。

関連：小学校プログラミング教育で使われる言語とは！ビジュアルプログラミングとは一体？

 

テキストプログラミング言語

テキストプログラミング言語は、アルファベットや数字、記号を使ったものです。

プログラミング言語と聞いて、多くの人が思い浮かべるのがこちらではないでしょうか。

ビジュアルプログラミング言語はもともと用意されているアイコンを組み合わせる操作なので、ややプログラム内容が限られますが、テキストプログラミング言語を使うと、より自分の思い通りに動くプログラムを作れるようになります。

一方で、テキストプログラミング言語には英語が多く使われ、文字の羅列でプログラムを組んでいくので、小学生には少しハードルが高いといえるでしょう。

それでは、小学生のプログラミング学習におすすめのプログラミング言語を５つご紹介します。

ここではビジュアル言語３つ、テキスト言語を２つご紹介します。

まずビジュアルプログラミング言語でプログラミングに親しみながら論理的思考を鍛え、その後テキストプログラミング言語でレベルアップしたプログラミングを学ぶのがおすすめです。

 

Scratch

Scratchは、ビジュアルプログラミング言語の一つです。

ブロックのアイコンを組み合わせることでアニメーションやゲームを作ることができます。

マサチューセッツ工科大学で開発された、子供を対象としたプログラミング言語なので、多くのプログラミングスクールで採用されています。

操作は、ブロックをドラッグアンドドロップするだけなので、簡単な上に達成感を味わうことができるため、楽しみながらプログラミングに大切な論理的思考を身につけることができるでしょう。

プログラミングの入り口として、小学生におすすめのプログラミング言語です。

関連：Scratch(スクラッチ)とは！子供のプログラミング教育に向いている３つの理由

 

Viscuit（ビスケット）

Viscuitは、日本で開発されたビジュアルプログラミング言語です。

こちらも小学生を対象としたプログラミングスクールで採用されています。

自分の描いた絵をアニメーションのように動かしたり、パズルなどのミニゲームを作ったりすることができます。

Viscuitの特徴は、直感的に操作ができるようになっているアイコンです。

文字での説明は少なく、矢印やメガネと呼ばれるツールで、自分の描いた絵を動かす方向を指定したり動きを選択したりすることができます。

小さなお子さんにもわかりやすい操作なので、最初にプログラミングに親しむのに適しています。

 

Springin

Springinもビジュアルプログラミングの一つで、自分のオリジナルゲームを作ることができます。

操作はアイコンをタッチするだけなので、初心者の方でも始めやすく、プログラミングの楽しさを体験するには最適です。

動きの条件を組み合わせることでいろいろなパターンのゲームを作ることができるので、プログラミングを通して創造力を養いたいという方におすすめです。

また、他の人が作った作品を見たり、自分の作品を評価してもらったりするネットワークが整っており、よりよい作品を作りたいという意欲を高めることができます。

 

HTML/CSS

HTML/CSSは、テキストプログラミング言語の一つで、ホームページを作成するのに使われます。

HTMLは、「題名」「見出し」「本文」などを作り、内容をわかりやすく伝えるのに使います。

これにより、タイトルを強調したり簡単に目次を作ったりすることができます。

一方CSSは、文字の色や装飾をするのに使います。

まずは自分のブログなどのホームページを作りたいという場合には必須のプログラミング言語です。

これを学ぶことによって、インターネット上にページを持ち、コンテンツを発信することができるようになります。

関連：初心者におすすめのプログラミング言語１０選！効果的な学習方法まで！

 

C＃

C#は、マイクロソフトが開発したテキストプログラミング言語です。

アプリ開発やゲーム開発ができるプログラミング言語で、マイクロソフトの検索エンジンであるBingやポケモンGOなどに使われています。

ScratchやViscuitなどでゲームを作った後、ゲーム開発に興味を持ち、より専門的に学びたくなったという方におすすめです。

テキストプログラミング言語なので小学生にはやや難易度が高いですが、これを知っているとより高度なゲームを作ることができ、他のシステムにも汎用性が高いので、テキストプログラミング言語の入り口として学んでみるのもいいでしょう。

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プログラミングを学ぶ方法はいろいろありますが、英語でプログラミングを学んでみるのはいかがでしょうか。

「そんなのハードルが高い」と思われるかもしれませんが、プログラミング言語は英語がもとになっているものが多く、英語でプログラミングを学ぶことで両方のスキルを効率よく高めることができます。

Awesome Ars Academia（オウサムアルスアカデミア）では、小学生向けのプログラミング講座があります。

講師は、フィリピン人の現役エンジニアが務め、日本人TA（ティーチングアシスタント）が学習をサポートしますので、英語初心者というお子さんでも安心です。

オンライン講座なので自宅から気軽に受講することができます。

毎月、無料で、「英語で学べるオンラインプログラミングスクール説明会」が開催されていますので、ぜひ１度参加してみてはいかがでしょうか。

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今回は、小学生のプログラミング学習におすすめの言語をご紹介しました。

最初はビジュアルプログラミング言語でプログラミングに親しみ、だんだんテキストプログラミング言語で専門的な操作を学んでいくといいでしょう。

IT化がより一層進むことを考えると、小学生のうちからプログラミング言語を学んでおくのは大きな強みになるはずです。