古くから外国人居留地もあり国際色豊かな街として知られる神戸。

インターナショナルスクールも、さまざまな特色のある学校が数多くあります。

多様性を感じ認め合いながら生活する中で、英語だけでなく芸術や課外活動に力を入れているスクールも存在し、自然と国際的な感覚も身につくことでしょう。

今回は、神戸にあるおすすめのインターナショナルスクールと、プリスクールをご紹介します。

尚、情報は執筆時点でのものになりますので、最新の情報については各校に直接お問い合わせください。

カナディアンアカデミー（Canadian Academy）

１９１３年に設立されたカナディアンアカデミーは六甲アイランドにある国際バカロレア認定を受けたインターナショナルスクールです。

六甲アイランドにあるキャンパスは、体育館や講堂などの設備が充実しており、整った環境で個性を伸ばしながら学生生活を送ることができます。

また、ドミトリー（寮）もあり、遠方からの学生も受け入れているため、日本に住むカナダ人家庭の子供だけでなく、さまざまな国にルーツを持つ子供や、日本人も多く通っています。

高校では独自の問題解決型のプログラムを通じて、知識を深めながら応用することを実践。

ひとり１台のノートパソコンを使用することで生徒自ら考えて調べる学習姿勢を養います。

また、芸術やスポーツにも力を入れており、多くの学生が課外活動やクラブ活動も楽しんでいます。

マリスト国際学校（Marist Brothers International School）

マリスト国際学校は生徒数が約３５０名と小規模ですが、３０ヶ国以上の生徒があつまる国際色豊かな学校です。

カリキュラムはカリフォルニア州の基準にもとづいたものとなっており、幼児期にはモンテッソーリ教育、高等科では国際バカロレアのディプロマプログラムをもとにしています。

模擬国連やサマースクールなどの課外活動、図書館やカフェテリアといった学校施設、カウンセリングなどの学生サービスも充実。

入学の願書は年中受け付けられており、書類による審査の後、試験や面接により合否判断が出されます。

学年によっては生徒数が定員に達している場合があり、合格しても待機リストに登録されることもあるので注意が必要です。

神戸ドイツ学院インターナショナル（Deutsche Schule Kobe International）

神戸ドイツ学院インターナショナルでは、２歳から１１際までの生徒に独自の多言語教育を提供しています。

この学校では、英語、ドイツ語、日本語の３言語で授業が行われます。

生徒はドイツプログラムまたは国際プログラムのどちらかに所属し、ドイツプログラムではドイツ語ネイティブの先生が、国際プログラムでは英語ネイティブの先生がそれぞれ授業を担当します。

どちらのプログラムでも、外国語または母国語としての日本語の授業や質の高い芸術・音楽プログラム、水泳レッスンなども行われます。

ひとりの教員あたり生徒６〜１５人のクラス編成で、個々への細やかなサポートを実現。

これからの時代に必要なICT（情報通信技術）スキルを身につけるため、英語、ドイツ語、日本語の３言語対応のノートパソコンを学校に整備し、積極的に学習に取り入れています。

関西国際学園神戸校

関西国際学園では、独自の教育研究所でリサーチし、開発された最先端の教育プログラムで、保幼小中が連携し、一貫したイマージョン教育を実現しています。

関西国際学園神戸校では、英語でさまざまな教科を学ぶ「トランスリンガル教育」を実施。

関西国際学園グループで神戸校のみ、初等部・中等部・高等部の一貫教育を受けられます。

初等部では３週間の海外留学や、演劇・体操などの授業を体験でき、中等部・高等部では１年間の海外留学を必須とし、体験重視のプロジェクト学習を基本としています。

学園内ではさまざまな習い事も用意されており、バイオリンやフランス語、サッカーなど専門の講師による質の高いレッスンを受けることができます。

聖ミカエルインターナショナルスクール（St. Michael’s International School）

１９４６年に設立された聖ミカエルインターナショナルスクールは、イギリス式の幼児教育と小学校教育を提供しています。

この学校の生徒は、世界中のインターナショナルスクールが導入している標準テスト「ISAテスト」の数的理解・読解力・文章表現力すべてにおいて、他のインターナショナルスクールよりいい成績をおさめています。

授業はもちろん英語で行われますが、英語が母国語でない生徒のためのクラスも無償で提供しているので安心です。

放課後の課外活動は季節ごとにさまざまなプログラムが用意されていて、日本の昔の遊びやクロスステッチ、レゴチャレンジなども経験できます。

塩谷キッズブライト・インターナショナル・プリスクール

西神戸の海岸沿いにある塩谷キッズブライトインターナショナルプリスクールは、外国人家族の子供のための国際交流を目的としたNPO活動が前身となっています。

グローバルかつローカルに、国際的な視野を持ちながら、地域社会に役立つ大人になるよう、英語で保育を行っています。

教育プログラムの柱となっているのは、英語教育、異文化体験、キッズヨガ、食育の４つ。

アメリカの共同型保育園のシステムを取り入れており、さまざまな国からきた子供たちが楽しみながら自然にバイリンガル能力と国際的素養を培います。

子供たちの中に国際理解と多文化への興味と関心を呼び起こし、将来「地球市民」として貢献できるよう導くことを目標としています。

ザ・ラーニングツリー（The Learning Tree）

ザ・ラーニングツリーでは、レベルの高い英語の環境を日本の幼稚園に通う費用に近い料金で実現しています。

毎日の英語の勉強だけでなく、ゴスペルを取り入れたミュージッククラスやゲーム、季節のイベントなど、さまざまな方面から子供たちの好奇心を刺激するプログラムを組み込んでいます。

２歳児のトドラークラスでは、楽しみながら集団生活のルールを身につけ、周りの人たちとの信頼関係を築いていき、３〜４歳児のキンディークラスでは、身近なテーマを取りあげ、視野を広げながら想像力を促します。

５〜６歳児のリーダーズクラスでは、算数や理科、社会などの科目を英語で学びながら、自分で考え、言葉で表現する力を養います。

それに加え、卒業生向けの英語教室や、アートスクールも併設しています。

神戸インターナショナルスクール・子供専門英語

神戸インターナショナルスクールでは、オリジナルのKISフォニックスを使用し、段階別に確実に英語を習得できるようにしています。

卒園までにバイリンガルになれるよう、スクール内では完全英語の世界。

英語は習熟度や年齢に応じた多彩なクラスが用意され、外国人講師によるアートや音楽のレッスンを通じ、英語と異文化に親しみます。

また、体力作りにも力を注いでおり、六甲山にある専用敷地での外遊びや、スポーツの専門家による室内運動の指導も行っています。

さらに、卒園後も英語力を維持するために、卒園後も通える学童や英語クラスも用意しています。

日本にいながら英語で教育を受けられるインターナショナルスクール。

神戸には歴史ある学校や、特色のあるインターナショナルスクールが数多くあります。

それぞれの教育方針や学校の様子などは、実際に足を運んで確かめてみるのがいいでしょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。