インターナショナルスクール

注目のインターナショナルスクール「インフィニティ国際学院 初等部」とは?

注目のインターナショナルスクール「インフィニティ国際学院 初等部」とは?

英語で「インフィニティ」とは、無限という意味。

数字の8を横にした形で表される事も多く、某高級ブランド店では、この形のシルバーアクセサリーが有名なのでご存じの方も多いのではないでしょうか。

この「∞」という形には、「終わりがない」という意味もあり、「無限の可能性」や「枠を超えてどこまでも」といった「子供たちの偉大なる可能性」を表す言葉でもあります。

さて、このインフィニティを学校名にしているインターナショナルスクールがあると聞いたので、さっそくその全貌をご紹介していきたいと思います。

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インフィニティ 国際学院 初等部とは?設立の経緯

インフィニティ 国際学院初等部は、マルチリンガル教育を行うインターナショナルスクールとして2022年春、大阪に開校予定の学校です。

元々は同校の高等部と幼稚園部にあたるキンダーキッズインターナショナルスクールのみの運営でした。

しかし、2022年春からは、「世界中どこにいても幸せに生きられる」子供の育成を行うことを理念とし、「新しいスタイル」のインターナショナルスクールとして、初等部と中等部を開校する予定です。

 

日本の学校教育制度じゃダメなの?

現行の日本の学校教育制度は、テストの点数を取るための勉強法が主流です。

高校や大学への進学も偏差値によって進学先が決められ、まさに点数ありきの教育制度といっても過言ではないでしょう。

これらの日本の教育制度を体験したインフィニティ 国際学院初等部理事長の中山貴美子さんは、ご自身のお子さんの経験を通して、(現行の日本の学校教育制度は)実際に社会に出てから役立つ学びを教えてくれる学校教育制度ではないことに気がつきます。

 

日本の学校教育との違い

日本の学校教育は学年に合わせてクラス編成が行われ、その中で教育委員会に定められたカリキュラムを担任が「授業」という形で行います。

同校と日本の学校教育との大きな違いは「学年別に勉強をしない」という点です。

インフィニティ国際学院初等部では、お互いに助け合う心を育むことを目的として「無学年能力別」でクラス編成が行われています。

気になる授業内容

 

何が学べるの?8つのカリキュラムについて

インフィニティ国際学院初等部では、1ビジョン構築力、2 共創・変容力、3語学力、4コミュニケーション力、5情報判断力、6創造的思考、7突破力、8セルフマネージメント力の合計8つのカリキュラムに沿って授業が進められています。

たとえば、情報判断力や創造的思考、突破力、セルフマネージメント力をカバーする「お金の教育」。

同校では必須のカリキュラムとして組み込まれています。

文部科学省は、学習指導要領の改訂により、2022年度から高校の家庭科の授業で金融教育を行うと発表しましたが、実はアメリカをはじめとする欧米諸国では、小学校から金融教育を行なっています。

つまり、日本のマネー教育は世界に大きな遅れをとっているといえるのです。

同校の授業内容は、こういった「世界の教育基準」を標準値として構成されています。

 

どんな先生がいるの?

マルチリンガル教育として英語と中国語を取り入れている同校では、ネイティブの教師を採用し、子供の個性を伸ばすことを目的に、科目ごとに使用言語を分けて授業を行っています。

また、カリキュラムは、生徒により高い専門性を提供するために「教科担任制」を採用しており、各分野の専門家がその指導にあたる予定です。

 

どんな生徒がいるの?

同校の幼稚園部にあたるキンダーキッズインターナショナルスクール卒園生および、幼稚園時代に英語教育に触れた児童を募集対象としています。

既存の枠に囚われず、子供の個性を思いっきり伸ばしたいご家庭には人気が高いかも知れません。

入学するにはどうすればよい?

 

受験資格

 
私立の学校なので入学には入学試験が必須となります。

応募条件として「英語経験者」であることが必須条件となっているため、同校の幼稚園部にあたるキンダーキッズインターナショナルスクール在園生、卒園生ならびに、ほかの英語教育機関を卒業見込みの児童が受験対象者となっています。

  

入試について

日本語・英語の両言語による口頭での質問や行動観察などの適性検査、親子面接が行われる予定です。

合否の判断は、当日の試験結果に加え、在籍していた幼稚園での様子や成績表などを加味して行われているようです(*入試内容や試験結果等の公表はされていません)。

文部科学省「教育改革」

「生きる力 学びの、その先へ」という目標を掲げ、文部科学省では現在、新しい教育改革を推進しています。

前記のマネー教育のように、世界の教育基準と比較すると、ずいぶん遅れを取っていると言われている日本の教育制度ではありますが、こういった取り組みを通して、少しでも早く世界基準の教育制度を整えて欲しいと思います。

まとめ

世界基準の教育制度に加え、時代背景に合った教育制度を整えることも今の時代はとても大切なことではないでしょうか。

同校ではいち早くオルタナティブ教育を展開し、少人数制で生徒間の交流を育んだり、教師と生徒の垣根をなくしたり、旧来の日本型教育の枠を外したグローバル視点での教育を行なっています。

どちらが良い悪いの白黒思考ではなく、子供と保護者、そして学校の3者が一体となり長いビジョンで教育と向き合うという姿勢が今の日本の学校教育には必要なのかも知れません。

まさにテストの点数や偏差値に左右されない教育制度を志す、 同校の今後の展開に注目したいと思います。

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