最先端教育

ホームスクールとは!人気の理由からメリット・デメリットまで

ホームスクールとは!人気の理由からメリット・デメリットまで

ホームスクールというと、アメリカなどの海外で行われている教育方法の一つというイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。

学校に通うことが一般的な日本では、ホームスクールを経験する方は少なく、あまり馴染みがないかもしれません。

しかし近年、日本でもホームスクールを選択するケースが徐々に増えてきています。

今回は、ホームスクールが注目されるようになった背景や、メリット・デメリットについてご説明します。

Awesome Ars Academia(オウサムアルスアカデミア)は、小学生から高校生に向けて、英語でプログラミングを学べるオンライン講座を提供しています。

オンライン学校説明会を毎月開催していますので、ご興味がありましたらぜひお申し込みください。

ホームスクールとは

ホームスクールとは、保護者が子供を学校に通わせるのではなく、家庭を拠点として教育を行うことです。

学習手段としては、保護者や家庭教師が先生役となって勉強を教える、書籍や動画、オンラインスクールなどの教材を使用するなどの方法が挙げられます。

日本では義務教育期間が決まっており、原則として子供を小・中学校に通わせます。

ホームスクールは義務教育の代わりになるかというと、そうはならないのが現状で、学校教育法では、義務教育を家庭で行うことを認めていません。

本来ホームスクールは、子供への教育手段の一つとしてあるものですが、現在の日本では、何らかの原因で学校に行けなくなってしまった子供への支援として行われているのが一般的です。

ホームスクール増加の背景

学校教育に対する不満・違和感

文部科学省の調査によると、不登校の児童生徒は依然として増加傾向にあります。

多様性が重要視されてきているとはいえ、学校内ではいまだにルールに縛られ、集団行動を強いられる指導方法がほとんどでしょう。

そんな小・中学校への不満や違和感が不登校増加の一因と考えられます。

不登校の児童生徒への関わり方として、以前はもう一度学校に通うことができるように支援していくのが一般的でした。

しかし、最近ではフリースクールなど学校以外のコミュニティで学習をしたり、ホームスクールを選んだりするケースが増えています。

参考:令和元年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果

 

インターネットの普及

ホームスクールの増加の一因として、インターネットやIT機器の普及があります。

今ほどインターネットが普及していない頃は、自宅で学習するというと、家庭教師や書籍を使用するなどが主流で、手段が限られていました。

しかしインターネットの普及によって、動画やオンライン授業などの豊富な教育コンテンツを誰でも手軽に利用できるようになりました。

学習環境を簡単に確保できるようになったことが、ホームスクールを選択するハードルを下げたといえるでしょう。

ホームスクールのメリット

主体性が身につく

ホームスクールのメリットの一つに、主体性が身につくことが挙げられます。

ホームスクールでは、何をいつどうやって学習するか、すべて自分で決めることができます。

先生に言われたからやる、みんながやっているからやるという受け身な態度ではなく、知りたい、勉強したいという意欲を持って学習に取り組めるので、自分から学ぼうとする姿勢が育ちます。

学習内容の定着に関しても、言われたことを集団でペースを合わせて学習するよりも記憶に残りやすいでしょう。

社会に出た後も、学びたいことを探して主体的に学べる力は重要です。

関連:アクティブ・ラーニングとは!基礎から実践例まで解説します!

 

個人のペースで勉強ができる

学校の授業は集団学習なので、学習のペースを合わせて進めていくことになります。

そのため、個別の支援がどうしても限られてしまうので、苦手だからもう少し時間をかけて考えたいという場合も、好きだからもっと知りたい、どんどん進みたいという場合も、周りのペースに合わせてストップさせられてしまいます。

しかしホームスクールであればそんな心配はありません。

苦手な分野はじっくりと取り組み、得意な分野をどんどん伸ばしていきたいお子様には、個人のペースで学習できるホームスクールはぴったりと言えるでしょう。

 

旅をしながら学ぶこともできる

学習内容やペースにしばられないホームスクールなら、旅をしながら学ぶこともできます。

ずっと机の上で勉強しているだけでは、飽きてしまう経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

頭で学ぶだけでなく、実際に見たり聞いたりすることで、記憶に残りやすくなります。

特に最近ではインターネットでなんでも解決できるので、便利な反面実感がともなわないのがデメリットでもあります。

小さいうちからいろいろな場所に行き経験をすることは、何よりも貴重な財産になるでしょう。

関連:旅をしながら学ぶことができるインフィニティ国際学院

ホームスクールの課題

学校によっては理解してくれない可能性も

教育の新たな選択肢として注目されているホームスクーリングですが、日本では学校教育法で認められていません。

そのため、学校によっては家庭での学習を認めず、通学を促すような関わりを続けていく場合があります。

文部科学省は、不登校傾向のある子供には通学できるようにサポートしていくだけでなく、その子の個性に合わせて支援するよう通達をしています。

以前に比べるとひとりひとりの価値観を重んじる風潮になってきていますが、実際の対応は学校によって異なるのが実情です。

子供のためにどのような教育方針をとっていくか、保護者と学校間での認識の違いがホームスクールの課題といえるでしょう。

 

同年代の児童生徒との関わりが限られる

ホームスクールでは、個人学習が主になります。

そのため、学校に通う場合と比べるとどうしても集団での関わりが限られてしまいます。

個人のレベルにあった学習方法で学力を伸ばすのも大切ですが、これからの時代にはコミュニケーション能力も重要な力になります。

普段の生活での何気ない会話や、協力して物事を達成する経験などを通してコミュニケーション能力が育まれますが、ホームスクールではそのような機会を意識して取り入れる必要があります。

同年代の児童生徒との交流を持ちたい場合、塾や習い事などの学校以外のコミュニティを積極的に利用するといいでしょう。

海外のホームスクール事情

日本では認められていないホームスクールですが、海外ではどのような認識なのでしょうか。

実際、アメリカでは、ホームスクールは法律で認められており、一般的な教育の選択肢の一つになっています。

2011年の時点では、177万人以上がホームスクールを行っており、これはアメリカの全就学人口の約3~4%程度にあたるそうです。

自由を重んじるアメリカは、教育に対しても方法の選択が認められているので、学校に不信感があれば家庭で学習する場合もあるのです。

学力の高さで世界から注目されているフィンランドでも、ホームスクールが法律で認められています。

フィンランドは子供が教育を受ける権利がありますが、必ず学校に通わなければいけないという決まりはないのです。

日本のお隣、韓国では、日本と同じく義務教育を家庭で行うことが認められていません。

就学義務があり、基本的に初等学校・中学校に通います。

学歴が重視される韓国では、ホームスクールを選ぶケースは少ないようです。

参考:アメリカのホームスクール運動のインパクト

自宅でプロから英語とプログラミングを学びませんか?

ホームスクールのいいところは、学校のように教科にしばられず自分の興味があるものを学べることです。

世の中には、学校では学べないけれど社会に出たときに役に立つスキルがたくさんあります。

その一つがプログラミングです。

IT技術やシステム開発に興味のあるお子様向けに、プログラミング学習を取り入れるのはいかがでしょうか。

Awesome Ars Academia(オウサムアルスアカデミア)は、小学校4年生以上を対象にした、英語でプログラミングを学べるスクールです。

授業は英語で行われるので、プログラミング技術だけでなく実践的な英語を学ぶこともできます。

スクール内にオンラインコミュニティがあり、受講生や卒業生と交流することも可能。

オンライン授業のサービスもあるので、場所を選ばず学習できるのも魅力です。

ご興味がある方は、まずはスクール説明会にお越しください!

英語で学べるオンラインプログラミングスクール説明会の詳細確認、ご予約はこちらから。

まとめ

ホームスクールについて、メリットや課題についてご説明しました。

ホームスクールが認められていない現在の日本では、学校に行けない子供への対応の一つとして認識されており、一般的な教育方法ではありません。

しかし、インターネットの普及や価値観の多様化によって、あえてホームスクールを選択する家庭も増えてきています。

ホームスクールが新たな教育方法として認知される日も遠くないかもしれません。

大好評!オンラインスクール説明会

オンラインスクール説明会

Awesome Ars Academia(オウサムアルスアカデミア)は、小学生から高校生に向けて、英語でプログラミングを学べるオンライン講座を提供しています。

オンライン学校説明会を毎月開催していますので、ご興味がありましたらぜひお申し込みください。