ITパーソンの英語学習法

英語が苦手でも海外で働けるエンジニアに!エンジニアに必要な英語術とは?

「海外でエンジニアとしてキャリアを積みたいけど、英語力に自信がないから厳しいかもしれない」と、働く前から諦めてしまう人は、一定数いるのではないでしょうか。
 
ただ諦める前に考えて欲しいのですが、海外で働く際にITエンジニアに求められる「英語力」とは一体何でしょうか。流暢に英語を話せることが「英語力」なのでしょうか?
 
実際に海外でエンジニアとして働いている僕の経験上、それは違うと思っています。海外でエンジニアとして働く際に求められる「英語力」は極めて単純な力で、努力すれば私たちの誰もが手に入れられるものです。
 
今回は、ITエンジニアに必要な「英語力」を身につけるための英語術について、紹介していきます。



「英語力」は一体どこで使うのか

まず前提として確認したいことが、「英語力」は何のために求められるのかということです。小難しい文献を読むために必要なのでしょうか、はたまた誰かしらの講演の内容を完璧に理解するために必要なのでしょうか。
 
違います。海外で働く場合、「英語力」が求められるのは、ビジネスコミュニケーションの場面です。日々の会議やチャット上でのやり取りで海外のエンジニアとやり取りをする際に、英語で的確に自分の意図を伝えることができるかどうか、が非常に重要です。つまりビジネスコミュニケーションを取ることができる最低限レベルの英語力を身につけてしまえば、海外で働くことは可能になります。
 
初めに述べたように、自分も実際に海外の開発現場で働いています。流暢な英語は話せませんが、現在不自由なく仕事が進められているのは、英語でビジネスコミュニケーションを取ることができているからです。
 
さて、次に考えたいのは、ビジネスコミュニケーションを取るために必要なことについてです。

ビジネスコミュニケーションで必要なことは「簡潔さ」

「ビジネスコミュニケーション」とは一体何でしょうか。ここではこれを「自分の意図を相手にしっかりと伝える力」と定義します。日本語で話している時も同じですが、自分の意図をしっかり伝えることができないと、そもそも会話が成り立たないですよね。自分の意図をしっかりと相手に伝えることで、初めてコミュニケーションが成立します。
 
自分の意図をしっかり伝えるための条件の一つとして、「簡潔」に話すことが求められます。余計な情報は一切入れずに、自分の意見をしっかりと相手に伝達する力は国内外問わず、全ての職場で求められるスキルです。海外の現場でも例外なくそうで、簡潔なコミュニケーションが求められます。
 
ここまでの内容をまとめると、「英語で自分の意図を簡潔に伝えられる最低限の『英語力』があれば、海外で働くことが可能になる」ということになります。

最低限の英語力を身につけるためには

自分の意図を簡潔に伝えられるレベルの最低限の英語力を身につけるためには、「単純に話すこと」を意識することが大事です。これを意識することによって、英語で自分が伝えたいことを簡潔に伝えることが可能になります。その結果、海外で働くための最低限の英語力を身につけることができます。
「単純に話す」ためには以下の三つを意識する必要があります。
 
  • 聞きたいことを絞る
一つ目の方法は聞きたいことを絞る方法です。これは日本語でも同じですが、一度に複数のことを話そうとするとコミュニケーションが成立しづらくなります。そのため、コミュニケーションを取る前に自分の聞きたいことを頭の中で整理して分類することが必要です。
 
  • 文章を短くする
そして、二つ目の方法は文章を極力短くする方法です。例えば、質問をしたいときなどは”I have a question about ~”、何かお願いをしたい時は、”Could you ~”を使うだけで十分です。余計なことを言わないで文章を極力短くするという意識を持つだけで、自分の言いたいことだけを伝えられるようになり、また英語表現も極めて単純になります。
 
  • 簡単な表現を使う
実際の開発現場でコミュニケーションを取るに当たって、小難しい英語表現は必要ないです。基本的な中学レベルの英語表現さえ理解していれば、海外の職場でコミュニケーションを取ることは可能です。例えば”I have a question”といえば、自分が質問したいという意図を相手に伝えることができます。表現するのが難しいなぁと思った時は、伝えたいことを簡単な表現にできないかと常に考えることが重要です。
 
上記三つのことを意識すれば、簡単に話すことができるようになります。例えば、現場では以下のようなやりとりが行われています。
 
  • “I have a question, how did you implement this part??”(質問があるのですが、この部分はどのように実装しましたか?)
  • “Could you check my PR? ”(私のプルリクエストを確認してくれますか?)
  • “Did you check my message?”(私からのメッセージを確認しましたか?)
 
どうでしょうか?簡単な英語で簡潔に自分の意図を伝えることができていると思います。このレベルの英語でも、自分の伝えたいことをしっかりと伝えることができれば、仕事においては最低限十分です。

まとめ

海外でエンジニアとして働く際に求められる英語力は、実はそんなに敷居の高いものではありません。上記方法で、最低限の英語力を身につけることができれば、海外キャリアも夢ではありません。
 
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