高校生の間に交換留学を考えているけれど、どのような高校を選べば良いのか進学先が具体的に定まっていない方も多いのではないでしょうか。
交換留学に興味をもっている中学生、または子どもに留学の機会を与えたいと思っている保護者の方に必要な交換留学の基礎情報を紹介します。
高校生の交換留学は「高校選び」が重要です。チャンスを逃さないように、高校生の交換留学の基本的な情報をしっかりおさえておきましょう。
高校生が交換留学に行く理由は?
高校生が交換留学に行く理由はどんなものがあるのでしょうか?
・国際感覚を身につける
・親元を離れた生活で自立心を育てる
・語学の習得、スキルアップ
・海外文化を経験できる
・海外大学への進学
海外旅行やサマーキャンプなどで海外にいく機会が多い家庭で育つと、留学への興味関心をもつきっかけも自然と多くなるでしょう。
また、両親が海外で働いていたことがあったり、子どもの頃から英語を習っていたりするなど、海外とのゆかりがあることで高校では留学してみたい、と思うこともあるようです。
将来英語を使った仕事に就きたいなどの希望がある場合は、大学での留学より高校生から英語のある環境に身をおくほうがおすすめです。
高校生の交換留学の費用はいくら?
高校生が留学をする場合、国の機関や自治体、高校が実施している交換留学と、民間の留学エージェントを通して個人で手配する私費留学の2つの方法があります。
交換留学では、他国の機関や高校と留学生を送り合うため、学費やホームステイ先での滞在費は基本的に免除されます。
ただし、交換留学制度を利用するための選抜試験が設けられていることがほとんどです。
交換留学を実施している機関・団体や留学先、留学期間によって費用は異なりますが、通常半年〜1年間の留学で、おおよそ100~200万円ほどが相場となります。
また、ホームステイ先での滞在費はかかりませんが、別途食費や、生活に必要なお金などは自費でまかなう必要があるため、数十万円ほど追加でかかることもあります。
また、私費留学であれば渡航費、学費、滞在費は基本的に自己負担となります。
私費留学に比べればリーズナブルであることが魅力の交換留学ですが、それでも数百万円の用意が必要となります。
費用の関係で交換留学をためらっている方には、交換留学のための奨学金を利用する方法もあります。
・ロータリークラブ青少年交換プログラム
・AFS年間派遣プログラム
など留学費用の奨学金を提供している団体があるのでを検討してみてはいかがでしょうか。
留学をあきらめる前に、費用をおさえられる方法はないか模索し、少しでも該当しそうであれば問い合わせをしてみましょう。
市区町村などの地方公共団体や、企業が行っている奨学金は案外たくさんあります。
高校生が交換留学にいく国はどこ?
では、留学先としてどんな国が選択肢にあるのでしょうか?
メジャーな留学先は下記のとおりです。
・オーストラリア
日本人のみならず、他国からも人気の留学先のひとつがオーストラリア。シドニー、メルボルン、パースなど、さまざまな都市に多種多様な人種のいる多民族国家です。
日本との時差が1時間のため、家族や友人との連絡もしやすく、何か悩みができても気楽に相談ができます。
美しい自然が多い土地で、都会から足をのばすと息をのむような絶景を楽しめるでしょう。
教育レベルも高く、大学生の留学生も各国から集まります。
・ニュージーランド
ニュージーランドは、留学生の受け入れに寛容で外国人にとって過ごしやすい国です。物価が安いのも魅力。
そのほか、オーストラリア同様教育レベルが高かったり、時差が1時間だったりと、オーストラリアと距離的に近いため似た特徴があります。
どちらの国も18歳以上になると一定の年齢までワーキングホリデーができるため、高校卒業後もいずれかの国で働きながら滞在したい方におすすめです。
・カナダ
バンクーバーとトロントに首都がある、日本人にも人気の留学先です。住みたい都市ランキングの常連で、日本同様四季のある自然豊かな広大な土地が特徴です。
銃規制もあり、治安のよさも留学先として人気の理由です。
またカナダの英語は癖のなさが特徴です。
アメリカ英語、イギリス英語にこだわりがないのであれば検討したい留学先となるでしょう。
・アメリカ
言わずと知れた世界最高峰の教育機関を有する大国です。広大な国土を有しており住む地域によって気候は異なるため、どの地域の留学先になるかで印象が大きく異なる可能性も。
自己主張が必要な国のため、主体性をつけたい人にはよい留学先になるでしょう。
アメリカのネイティブ英語を学べるのも魅力の一つ。
・イギリス
歴史と伝統のある教育レベルの高い国がイギリスです。古城など今もなお残る史跡や世界遺産などが多く、歴史が好きな人にはたまらない土地。また、英語の本場であるため、美しいブリティッシュイングリッシュを学びたい人におすすめの国です。
他の国よりも日本人が少ないため、語学を学ぶのであれば最適な環境といえます。
しかし、希望の国に行けるとは限らないのが交換留学です。
高校の提携している姉妹校を通じて留学をする場合、私費留学のように行きたい学校を選べません。
交換留学を前提として高校選びをする際は、どの国の交換留学が対象となっているのかを必ず確認しましょう。
また、高校ではなくAFSが提供する交換留学プログラムであれば、タイ、インド、アジアを含め幅広い選択肢があります。
高校によっては、AFSのプログラムであれば単位認定してくれるケースもあるため、高校の提携先に希望の国がない場合は、こういった機関を利用することも検討しましょう。
高校生が交換留学にいく期間はどれくらい?
高校生の交換留学の期間は一般的には10ヶ月(1学年)が基本です。留学先の新学期から学年が終了するまで現地の高校に通学することになります。
2週間程度の留学については、夏休み限定の短期派遣プログラムを実施しているAFSなどの留学機関があります。
こういった留学プログラムの利用や、学校によっては姉妹提携校への短期キャンプなどを行っています。
本格的な留学前に様子見をしてみたい場合は、こういったものを上手に活用しましょう。
高校生が交換留学で重視すべきポイントは?
交換留学の利用を視野に入れる場合、進学先の高校にどのような制度があるかが重要です。
希望の留学先、留学の目的がしっかりある場合は、進学先の高校で海外の提携校があることが前提になります。
もし姉妹提携校がなかったとしても、このAFSなどの留学プログラムであれば単位認定すると明示している高校であるかも確認しておく必要があります。
大学留学のように現地校にて勉強した時間が単位として認められない高校の可能性もあります。
文部科学省は海外の高校で取得した1年分の単位を日本でも30単位認定するようにとしていますが、実際の単位認定の基準は学校に委ねられているのが現状です。
もし、休学留学になった場合、帰国後にもう1年高校に通うことになる可能性があります。
高校の見学に行った際など、積極的に交換留学について質問しておくことをおすすめします。
交換留学は、入学前のリサーチで大きく自分の人生を左右する可能性があります。
目的に合った高校選びをすることこそ、交換留学の第一歩でしょう。
まとめ
やはりより密度の高い異文化経験や海外経験を積む意味では、留学や海外生活経験は必須です。小さな頃からいろんな世界で生活経験・学びの経験を得られることは、非常に魅力的ですね。
ただ、他方で、今はオンラインを通じて世界の誰とでも隣人になれるような時代でもあります。費用面でもかなり大きな費用が必要になる留学は、誰もが選択できる選択肢ではないかもしれません。
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交換留学を中心とした海外留学を検討される際には、別のオプションとして弊社のようなスクールがあることも、お見知りおき頂けますと幸いです。
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