日本国内で英語の勉強や現地さながらの体験ができる、国内留学。

今回は、中高生が国内留学をするメリット・デメリット、そしておすすめの国内留学プログラムやオンライン留学という方法についても詳しくご紹介します。

①費用と時間を抑えられる

中高生が国内留学をする１番のメリットは、何と言っても費用と時間をかけずに留学ができる点です。

海外へ留学するとなるとパスポートだけでなくビザの申請も必要になりますし、航空券や保険の手配、さらに携帯電話の解約など、日々の生活に関する諸々の手続きを行わなければなりません。

これらの手続きは費用や時間がかかるものも多く、留学前から多くの出費と準備時間が必要となります。

しかし、国内留学であれば、これらの手続きがすべて不要となるため、必要最低限の費用と時間で留学へ行くことが可能です。

 

②スケジュール調整がしやすい

海外への留学は、いくら短期間とは言えども、ある程度まとまった期間を要することが多く、諸手続きに必要な時間もあるため、実際に留学する時期よりもかなり早い段階で留学に関する事柄を決める必要があります。

しかし、中高生は学校行事や部活動など、さまざまな活動に力を入れている人も多いため、なかなか海外へ留学をするという決断ができない人もいるでしょう。

その点、国内留学であれば、週末の２～３日を利用しての留学や１週間単位での留学も可能ですし、海外への留学と比べて移動に要する時間が短くて済むため、数日間のスケジュールが確保できれば気軽に留学することができます。

 

③安全に留学できる

海外へ留学するとなると、言葉や生活面だけでなく、留学先のエリアが安全な土地かどうか気になる方も多いのではないでしょうか。

国内留学であれば、いざという時に日本語が通じますし、海外よりは事件に巻き込まれる可能性が低いとされています。

また、海外の留学先で体調不良や怪我をしてしまった場合、現地の医療施設では日本の保険が適用されないため、高額な治療費を請求されるケースもあります。

国内留学の場合、普段と変わらず日本の病院に行くことができ、保険が適用されるため、安心して治療を受けられます。

①日本人が多い

国内留学の場合、講師はネイティブの方がほとんどですが、参加者は日本人が多いというのが海外留学との大きな違いです。

日本人同士ということは、日本語で会話ができてしまうということでもあり、積極的に英語を使って会話をしようという姿勢が失われがちになってしまう危険性があります。

よって、自分は英語を学びに行くという強い意思を持って国内留学へ向かうと共に、留学先を選定する際に「留学期間中は日本語禁止・会話は英語のみ」というルールが設けられているところや、必然的に英語しか使えない環境のところを選ぶのもおすすめです。

 

②異文化を感じられない

海外出身の講師や、多種多様な参加者との出会いは貴重なものではありますが、やはり国内留学の場合、周囲に異文化を感じられる環境がありません。

よって、日本という土地で学んでいるという感覚が抜けず、英語を話せるようになるという気持ちが高まらない可能性もあります。

国内留学でも異文化の雰囲気を味わいたい方は、米軍基地内にあるホストファミリーを滞在先に選んだり、滞在先の建物や周囲の環境が異国情緒感じる場所を選んだりするなど、事前に周囲の環境についてもチェックしておきましょう。

①ランゲッジ・ヴィレッジ

合宿制語学学校であるランゲッジ・ヴィレッジは富士山麓に５,０００坪もの敷地を有し、そのエリア内は完全日本語禁止となっています。

自由時間すべても英語で会話を行う必要があるため、海外留学と同程度の英語量を確保できる環境が整っています。

それぞれのレベル別にクラス分けがされ、１クラス定員８名のため、ひとりひとりが発言する機会が多く設けられた生徒参加型のレッスンが行われます。

食事は３食すべて施設のキッチンスタッフにより用意され、施設最寄駅からは送迎もあるため、滞在中の生活も移動も安心です。

 

②ＩＳＡ

年間２,０００名近くの小中高生が参加しているＩＳＡの国内留学。

経験豊富な外国人講師とリスニングおよびスピーキングにポイントを絞り、１クラス１０～１５名程度の参加型少人数制レッスンとなっています。

講師の出身地を知る異文化理解・異文化交流パーティーやゲームやアクティビティを交えてのアクティブラーニングなど、体を使って英語を学ぶ時間もあります。

プログラム最終日には参加者の前で英語によるプレゼンテーションを行うため、英語で話すスキルはもちろん、人前で話す自信も身に付けられます。

 

③Glolea！

都内にある米国人専用住宅エリア内で国内留学ができる、Glolea！

親子留学もできますが、小学生以上であれば兄弟や友達同士でも留学可能です。

毎日の英語レッスンはもちろん、一緒にクッキングをしたり、夜はバーベキューをしたりと、アメリカへ留学しに行ったかのような日々を送ることができます。

ホストファミリーはどの家庭にも子供がいるため、子供同士で遊ぶときに英語が飛び交い、生きた英語を身につけられる環境が整っています。

留学中のスケジュールなどは日本語で行われるため、事前準備も安心です。

 

④アチーブイングリッシュキャンプ

山梨県の河口湖畔にあるアチーブイングリッシュキャンプには、中高生対象の英検対策コースがあります。

３級から準１級まで対応しており、講師とマンツーマンで面接対策に取り組む時間もあります。

スピーキングやライティングに特化した内容で、留学終了後も自分で学べるようメソッドを教えてもらえます。

１クラス１０人以下の少人数グループレッスンで、３泊４日と１週間のコースから選べます。

また、英検対策コースという名称ではありますが、海外留学前の準備段階として参加するのもおすすめです。

今はWebツールを活用した「オンライン留学」という方法もあり、その内容はさまざまです。

海外の学校で開催されている授業を自宅で他国のクラスメイトと共に受けたり、マンツーマンでレッスンを受けたり、アクティビティとして英語でヨガを受けたり、映画鑑賞が行われたりなど、多岐にわたります。

オンライン留学は自分の好きなタイミングで１日１コマから始めることができ、インターネットの環境さえ整っていれば、どこでも受講できます。

また、現地への渡航費用が不要なため、格安で海外留学と同レベルのレッスンを受けられ、継続的に英語学習を行えるというメリットがあります。

国内留学で英語を学ぶ・話すという体験をしたら、次はぜひ海外留学へチャレンジしてみましょう。

海外へ行けば、ナチュラルな表現やスラングといった生きた英語に触れることができ、その土地ならではの文化や風習、食事、建造物なども知ることができます。

日本国内では経験できないことばかりのため、幅広い視点を持つことができるようになり、人として成長することもできます。

自分の目で見て体験したことは、一生の財産になります。

国内留学での学びを現地で試すためにも、国内留学の後はぜひ海外留学に行ってみてください。

日本国内でも本格的な英語が学べる、国内留学。

期間もプログラムも多種多様で、海外留学と比べると費用も抑えることができます。

中高生という時期はさまざまな事柄を吸収する力が抜群です。

ぜひ、国内留学にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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