将来的に海外に住みたい、もしくは海外で働きたいと強く思った方は、おそらく、それらを叶える通過点として海外進学ということを考えたことがあるかと思います。
もしくは、親御さんの方々で子供を海外に進学させたい、と強く希望している方々もいらっしゃいますよね。
今回は、そんな海外志向の方々から注目を集める海外進学をするメリットとデメリット、さらに進学方法から進学するまでのステップについて詳しくご紹介しますので、ぜひ将来のことを見据えながら読み進めてください。
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海外大学へ進学するメリット
では、はじめに海外大学へ進学すると3つのメリットをご紹介します。
海外大学に進学することでどんなメリットがあるのか、詳しくみていきましょう。
①英語の環境に飛び込めること
1つ目のメリットとしては、英語の環境に飛び込めることです。
海外に住むことは、日本語での生活から離れることなので、英語を強制的に使う環境下で生活しなければいけません。
スーパーでの買い物やレストランでの食事、公共交通機関を使うときも全て英語で理解する必要があります。
また、進学先の学校でも、授業が全て英語で行われるので、まさに英語の環境に自分を染めることができます。
何をするにしても全て英語になるので、これ以上に英語学習に適した環境はないですよね。
それらの観点からみると、海外進学することは必然と英語の環境に飛び込めることができるのです。
②日本とは異なる教育を受けること
2つ目のメリットとして、日本とは異なる教育を受けることができます。
この記事を読んでいる方もご存じの通り、日本と海外では教育方針に大きな差があります。
例えば、日本では他者と協調性を育む教育スタイルで、基本的に机上で受け身の授業ですが、海外の中でも欧米の授業では、異なる宗教や人種の人たちがいる環境下で、個々の可能性や才能を導き出す教育スタイルで、受け身よりも自発的な授業に力をいれています。
また、日本の授業中の主役は教師で、1つのテーマについて学生に講義形式で教えていますが、欧米では学生が主役として、1つのテーマについて学生同士が議論をしていき、教師はその議論のサポートをするようなポジションです。
つまり、海外の教育では、日本よりも主体性や発信力、コミュニケーション力をより求められるのです。
これらのスキルは社会に出てもとても役に立つので、学生のうちから学べる環境が海外にはあるのです。
③価値観を広げること
最後のメリットとして、自分の価値観を大きく広げることができます。
海外へ行くことで、生まれも育ちも異なる様々な人と出会い、日本では常識とされてない異文化体験を肌で感じることでき、日本を多角的な視点からみることができます。
また、海外では格差のある暮らしを間近で見ることで、自分の中の価値観が180度変わる可能性もとても高いです。
例えば、高層ビルが立ち並び、公共交通機関が綺麗に整備されている地域で、とても豊かな都市だと思われがちですが、数キロメートル先へ移動すると、ボロボロの木材で作られた家々が連なって、あたり一面ゴミだらけの街が存在し、金銭や食糧を求める痩せ細った子供たちがいるなど、格差が激しい環境を目の当たりにします。
その環境を肌で感じ、耳で感じ、目で感じることで、自分がいかに安全で豊かな暮らしをしていたのか、に気づかされます。
様々な世界を見ることで価値観が広がり、自分の存在意義を再確認するのも海外進学のメリットでもあります。
海外大学へ進学するデメリット
前項では、海外進学のメリットを述べましたが、デメリットとはなんでしょうか。
ここでは、デメリットを2点ご紹介します。
①費用がかかる
1つ目のデメリットとして、費用がかかってしまうことです。
これは、国によって学費が大きく異なりますが、例えば、アメリカの超エリート校と言われているアイビーリーグの学費は、授業料だけでも年間42,000ドル~49,000ドルかかります。
また、学費以外でも生活費や食費なども合わせると相当な額が年間に必要なのかもわかりますよね。
しかし、ここではアメリカのアイビーリーグを例に出しましたが、アメリカ以外の欧州の国々の大学ではもっと安く進学できる大学が数多くあります。
アメリカなどの超エリート校にこだわらなければ、別の国での大学進学をおすすめします。
次項以降で海外大学の学費について触れているので、ぜひこのまま読み進めてください。
②治安問題
2つ目のデメリットとして、治安問題です。
あなたもご存じの通り、日本はかなり治安の良い国です。
夜中に外に出歩いても、身の危険がある出来事に遭遇した人はかなり少ないのではないでしょうか。
一方で、海外は日本と同様に治安の良い国もありますが、そうではない国や地域も数多くあります。
例えば、政治や経済情勢があまり良くない国に住み、夜一人で出歩くとひったくりや強盗、強姦などの被害に巻き込まれる可能性もかなり高くなります。
そうではない先進国の国々でも、スリや強盗などの事件は多発しているので、日本にいる時以上に、警戒心を強める必要があります。
海外進学選びは、国の情勢や大学の周辺地域に危険性があるかどうか、を鑑みて十分に注意していきましょう。
ここまで海外大学に進学するメリットとデメリットを紹介しましたが、おそらくここまで読んだ方の中で、「海外の大学に進学する前に、ある程度の海外経験は必要なのかな...」と思った方もいるかと推察しますが、結論から申し上げますと、先に海外経験を積んだ方が後々、精神的にも体力的にも負担がかなり軽くなります。
次項では、その理由についてご紹介します。
海外進学する前に海外経験を積んだ方がよい理由
①精神的に余裕が持てる
1つ目の理由として、なんといっても精神的に余裕を持てることができます。
海外に進学する前に、海外の短期留学や長期旅行などで、海外という環境を肌で感じることにより、海外での生活に免疫を持てることができます。
1度罹ってしまった病気を治すよりも、2度目に同じ病気を罹ってしまった方が早く治るといわれるように、海外に進学する前に、1度自分で海外を体験した方が体力的にも、精神的にも不安がかなり軽くなるのです。
費用などに余裕のある方々は、自分が希望としている進学先にも直接訪ねてみるのもいいですし、それが難しい方々は、格安航空会社などを使って安く海外にいくことも可能です。
②外国人とのコミュニケーションが容易にとれる
2つ目の理由は、外国人とのコミュニケーションが容易にとれることができます。
海外旅行や短期留学などで、たくさんの現地の人たちと会話をすることで、英語で外国人と話すということに慣れることができます。
この慣れがとても大切で、海外進学する前に外国人たちとの会話に慣れていれば、進学先でも多くの同級生や先生たちと会話をすることが可能になります。
よくあるシーンで、日本で駅のホームで外国人から急に英語で質問されるのに慣れているのと慣れていないのでは、対応の仕方と余裕がかなり異なりますよね。
それと同様に、日本とは離れた異国の人たちとの会話に慣れることで、自分がその国、または別の国に行く際に、彼らとのコミュニケーションが容易にとれることができるのです。
③多文化・他環境を理解することができる
最後の理由は、多文化・他環境を理解することができます。
当たり前のことですが、日本と海外の文化や環境、国民性は異なります。
言語ももちろん異なりますが、衣食住などもかなり違ってきます。
例えば、食文化だと、日本では箸を使ってご飯を食べますが、欧米・欧州ではフォークやナイフ、スプーンでご飯を食べていることや、インドでは、右手を使ってご飯を食べています。
また、住でいいますと、日本では靴を脱いで家に入りますが、欧米・欧州などでは土足で家に入るなど様々なスタイルの暮らしがあります。
もちろんこれは、奇妙なことではなく、彼らにとっては常識で、生まれたときからその生活スタイルで育っていきました。
つまり、海外の大学を進学する前に、海外の文化や環境を理解し尊重することで、進学後の様々な人たちとのコミュニケーションをより円滑にすることができるのです。
よく海外進学後の寮生活で、寮の人と上手く合わないということが多々あると聞きますが、他文化・他環境を理解していれば、おそらく違った見方や暮らしをすることができるのではないでしょうか。
そう考えると、海外進学の前に海外経験を積むことはとても魅力的な方法だと思いますよね。
では、ここまで海外大学へのメリットやデメリット、進学前の海外経験を積む方がよいのかどうか、をご紹介しましたが、では実際にどういった方法で海外の大学に進学できるのでしょうか。
今回は4つの方法を厳選してご紹介します。
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海外大学への4つの進学方法
高校卒業後そのまま海外大学に進学
1つ目は、日本の高校卒業後、そのまま海外大学に進学する一般的な方法です。
ここで気にしなければいけないのが、入学時期です。
日本の大学は入学時期が4月ですが、海外大学の場合は9月入学が主流ですので、時期を考慮しながら海外大学の選定もしていきましょう。
また、次に注意点として試験です。
もちろん各大学、国によっては異なりますが、国外からの入試の場合は必ず英語の資格が必要になります。
例えば、アメリカやカナダはTOEFL® iBTのスコアが一定以上必要だったり、オーストラリアやイギリスの場合だとIELTSのスコアが一定以上必要であったりします。
最近では、上記の国々や他の国の大学でTOEFL® iBTとIELTSのスコアどちらかが一定以上満たせればよいという大学も増えてきましたので、自分が進学したい大学の試験方法や資格などをよく調べていきましょう。
ファウンデーションコースから海外大学に進学
次に、ファウンデーションコースから海外大学に進学するという方法があります。
ファウンデーションコースとは、大学やカレッジが開講している約1年間のコースで、大学の授業レベルについていけるよう英語力や学習スキルを身につけるコースです。
このコースを終了することで、そのままエスカレーター式で大学へと進学する可能性がかなり高くなるので、時間と費用はかかりますが、英語力を着々と向上したい方であればおすすめのコースです。
また、ファウンデーションコースに入るために、ある程度のTOEFL® iBTまたはIELTSのスコアが必要になってきますので、事前の対策学習が大切になってきます。
関連:ファウンデーションコースとは!【イギリスの大学進学志望の方必見】
海外の語学学校から海外大学に進学
次の方法としては、海外の語学学校から海外大学に進学することです。
約1~2年ほど語学学校に通い、TOEFL® iBTまたはIELTSのスコアを向上するための学習や英会話、文法などの総合的な英語を学んだ後に海外大学に進学するという方法もあります。
語学学校では日本人だけでなく、様々な国籍の生徒たちと切磋琢磨に勉強していくので、刺激のある環境で学習することができます。
しかし、ネックになっていくのがやはり費用面かと思われます。
語学学校の学費や生活面の費用などがかかってしまうので、金銭的に余裕のある方は語学学校から海外大学に進学するという方法も一つの選択肢ではあります
日本の大学から海外大学に進学
最後に、日本の大学から海外大学に進学するという方法です。
日本の大学から海外大学に進学するというメリットとしては、単位の移行ができることや学校によっては日本の大学と海外の大学の両方の学位を受けとることができます。
確かに、日本の大学に入学してから海外大学に進学するとなると、費用も時間も労力もかかるかもしれませんが、日本の大学と海外の大学の雰囲気や講義スタイル、学生の勉強意欲などを肌で感じることができます。
つまり、お互いの良いところや悪いところ、自分に合っているところなどを比較することができるので、その分得られる経験が多くあります。
また、おそらくこの記事を読んでいる方は、欧米大学の進学やヨーロッパ大学などの進学を考えているかと思いますが、アジア大学への進学も検討してみてはいかがでしょうか。
イギリスの高等教育専門誌「Times Higher Education(THE)」の「Asia University Rankings 2020」によると、アジアランキングの1位から6位まで中国、香港、シンガポールがランクインされており、東京大学は7位とされています。
ここでは、アジアランキングでアジアの大学に進学するということではなく、アジア大学に進学するのも一つの方法だと考えます。
また、アジア大学から別の国の大学に編入学ということも可能な大学がありますので、その方法も考慮しながらアジア大学を探してみるのも有効な方法です。
では、次に海外大学への出願方法や渡航までのステップをご紹介します。
海外大学への出願方法と渡航までのステップ
海外大学への出願方法
海外の大学やカレッジの多くは「書類審査」の入試が一般的です。
日本の「センター試験」や「AO入試」などの一斉テストはあまり実施されていません。
国によって異なりますが、海外大学への進学で必要になる主な書類は以下です。
- 願書、エッセイ(志望理由書)
- 推薦状、高校の成績証明書、高校の卒業証明書
- 語学力の証明書等
- 財政能力証明書等
などが一般的に必要になってきますが、もちろん出願大学やカレッジによって異なりますので、学校のHPなどで必要なもの出願方法など入念にチェックしましょう。
渡航までの4ステップ
次に渡航までの4つのステップについてご紹介します。
1つ目のステップとしてパスポート発行をしましょう。
至極当たり前のことですが、パスポートの有効期限切れが稀にありますので、以前にパスポートを持っていた方は、有効期限が切れていないかどうかを確認しましょう。
また、新しく発行される方は、パスポートの期間が5年と10年に分かれているので、海外大学卒業後、海外就職を考えているのであれば、先を見通して10年パスポートを発行するのが効果的です。
2つ目のステップとして、ビザの手続きです。
ビザというのはその人本人が他国へ入国する場合、問題になる可能性がないかを審査するものです。
発行には約1か月前後がかかるので、前もって申請しておきましょう。
3つ目のステップとしては、これも当たり前のことですが航空券の取得です。
大学進学の場合は、一般的に海外の大学の入学は8月か9月ですので、前もって航空券を取得することをおすすめします。
また、8月と9月の時期は日本でいう夏休みの期間ですので、海外大学へ進学する人のみならず、1週間程度の短期留学に行く人たちや、旅行目的の人たちであふれかえっています。
満席ということもしばしばあるので、できる限り早めに予約しておきましょう。
最後のステップとして、滞在先を決めましょう。
基本的には寮が用意されているか、ホームステイ先に滞在するか、もしくはルームシェアなどで滞在するか、様々な滞在方法がありますが、渡航する前に念のため事前チェックをしていきましょう。
何かの手違いで自分が滞在するはずだった寮が準備されていない、ホームステイとの連絡がきちんととれてないなどのトラブルがあるかもしれません。
では、次にみなさんが気になったであろう費用面についてご紹介します。
Awesome Ars Academia(オウサムアルスアカデミア)は、英語でプログラミングを学べるスクールです。
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海外大学進学に必要な費用
海外大学の進学に必要な費用として、結論から申し上げますピンキリですので一概に具体的な費用をご紹介するのは難しいです。
その理由としては、欧米の大学、アジアの大学、欧州の大学の学費が大きく異なるからです。
例えば、アメリカの難関大学と言われているカリフォルニア大学バークレー校の学費を例に挙げますと、毎年約17,600ドルかかり、日本円に換算すると約185万円です。
また、中堅大学の学費でも約200万くらいかかり、それに付け加えて滞在費や食費なども考えると年間にかかる費用はおよそ300万円は必要になります。
一方で、欧州のドイツのブレーメン大学ですと学費は無料ですが、大学の施設使用費(semester contribution)は各セメスターごとに約383ユーロかかります。
その他に滞在費や食費などかかる費用が年間約9600ユーロとして考えると、年間かかる費用の合計を日本円で換算すると約130万必要になります。
また、アジアの大学でいいますと、シンガポールの国立大学であるシンガポール工科大学の学費ですと年間約34,775シンガポールドルかかり、日本円で換算すると約269万円必要になります。
今回、ご紹介した大学はそれぞれの国の名門校ですので、もっと学費が安い大学もありますので、ぜひ国々の大学を比較しながら大学選びをしてください。
上記に挙げた3校の大学について詳しく知りたい方は、下記の公式の大学ホームページで見てみるのを推奨します。
カリフォルニア大学バークレー校:https://financialaid.berkeley.edu/cost-attendance
シンガポール工科大学:https://www.singaporetech.edu.sg/undergrad/tuition-fees
海外大学進学を考えるなら知っておくべき奨学金
奨学金とは、一般的には後々払わなくてはならない貸与されたお金というイメージがありますが、場合によっては払わなくても良い場合がいくつかあり、それは給付型奨学金という奨学金です。
字の如く給付型ですので、返済は不要ですが、給付型奨学金を受けるにはとても難しいです。
また、給付型奨学金を受けるためにはいくつかの条件があり、例えば、「日本学生支援機構海外留学支援制度」ですと、海外大学で学士号をの取得を志していることや、高校の成績がある一定以上であること、英語力がある一定以上であることが求められます。
それらを通過すると年間最大で250万円程の返済不要の奨学金を得ることができます。
また他には、「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム大学生等コース」という奨学金がありますが、対象者として日本の高等教育機関に在籍し、日本国籍を有する学生及び30歳以下の年齢なら誰でも受けられる奨学金もあります。
この奨学金に通過すると、北米・欧州などの大学進学する者には160,000円、アジア・中南米の大学進学する者には、120,000円を受けとることができ、その他にも毎月6万円を受けることもできます。
または、公益財団法人日本英語検定協会とブリティッシュ・カウンシルが主催する奨学金制度でもあります。
この奨学金制度に通過すると、30万円を受けることができます。
今回は、3つの給付型奨学金をご紹介しましたが、他にもいくつかの奨学金がありますので、ぜひ調べてみましょう。
まとめ
以上、海外進学のメリットとデメリットから進学するまでのステップについてご紹介しました。
ここまで読んで、海外大学の進学はとても難しいと思っていた方でも、国によっては実は簡単に進学できる方法があるということを理解していただけたかと推察します。
海外大学に進学する、といってもどこの国で、どこの大学で、どこの学部で、どの教授から学びたいのか、で選び方がかなり異なってきます。
海外の有名な大学にとりあえず進学するという考え方ではなく、自分は何を学びたいのか、学んだ後にどんな職種に将来的に就きたいのか、そしてどんな教授から教わりたのか、などは常に考えておきましょう。
また、海外大学の日本校に進学するのも選択肢の1つですので、知っておくといいでしょう。
【卒業生が語る!】海外大学日本校進学へのメリット・デメリット!
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