最近、「STEAM教育」という言葉をよく耳にするようになりました。
しかし、プログラミング教育は知っているけどSTEAM教育はよく知らない、という方は多いのではないのでしょうか?
今回は、STEAM教育の内容や、幼児から小学生向けの家庭でできる教育方法や、おすすめの教材についてお伝えしていきます。
STEAM教育とは
STEAM教育とは「Science(サイエンス)・科学」「Technology(テクロノジー)・技術」「Engineering(エンジニアリング)・工学」「Art(アート)・芸術、教養」「Mathematics(マスマティックス)・数学」の頭文字を繋げた造語で、STEAMの読み方はスティームまたはスチームと読みます。
この5分野を総合的に学ぶことで、「グローバル社会やAI時代に適応できる、世界で通用する価値の高い人材を育成していこう」という世界的規模で広がりを見せている教育方針の一つがこのSTEAM教育です。
そもそもSTEAM教育は、アメリカのオバマ前大統領が演説の中で、「コンピューターサイエンスは国の未来のために必要である。スマートフォンやゲームで遊ぶだけではなく、実際にプログラミングをしてみよう」と訴えたことが原点となり、世界から注目されるようになりました。
世界のテクノロジーは日々進化しており、AIといわれる人工知能やロボットがあらゆる場面で活躍する時代へと変化しています。
今までは誰かから与えられた仕事を正確にこなすことが美徳とされていましたが、今後そのような仕事はAIが代替していくでしょう。
これからは、自ら考え、新しい変化を生み出せる人材が重要視されます。
日本では、文部科学省を含む政府推進のもとSTEAM教育が始まっており、2020年度から小学校で必修科となったプログラミング教育もその一環だと言えます。
STEAM教育の概要をより詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
STEAM教育とは!国内外の事例・教材・課題まで詳しく解説!
幼児・小学生向け!家庭でできるSTEAM教育3選!
STEAM教育は、なんだかとっつきにくくて難しいと思われがちですが、実はご家庭でも簡単に実践することができる教育方法なんです。
次項では身近なものを使ってご家庭で簡単にできる、STEAM教育の具体例をご紹介したいと思います。
数感覚を楽しく身につけられるトランプ
どこのご家庭にも1つはあるトランプですが、これは遊びながら数感覚を身につけることができる絶好の教材と言えます。
具体例としては、2枚のトランプを使いそれぞれを足して10を作るというゲームです。
ルールは一般的なババ抜きとほとんど同じです。
トランプの1〜9とジョーカー1枚を使い、自分の手札が2枚で足して10になった時点でそのペアを捨てます。
自分の手札が0枚になったら勝ち抜けで、最後にジョーカーを持っていた人が負けです。
また、素数(2、3、5、7、11、13)を使っての素数神経衰弱もおすすめです。
神経衰弱は幼児でもチャレンジできるシンプルなルールが魅力です。
小学生の場合は、トランプ全部を使い、素数の札を当てたら2点その他は1点というような点数制にし、点数を競わせると楽しさが倍増します。
その他にも、子供だけでトランプを使った新しいゲームを1から考えさせるのも、立派なSTEAM教育と言えます。
日頃から慣れ親しんでいるトランプを使えば、子供たちも楽しんで数に親しむことができ、とてもおすすめです。
図形を視覚化する積み木やパズル遊び
積み木は、小さい頃に触ったことがない人はいない、と言っても過言ではないくらいメジャーなおもちゃですよね。
この積み木もSTEAM教育におおいに役立ちます。
ただなんとなく遊んでいる積み木ですが、指先をよく使い実際に組み立てるため、図形を「視覚化」する力が鍛えられます。
この図形感覚は遊びの中だからこそ身につきます。
バランスや立体での構成を考えたり、失敗したりすることで、集中力や追求力も養われます。
慣れてくると、どうすればこの図形が出来上がるのか、自分の頭で順序立てて考えることができるようになり、徐々に思考力が身につきます。
図形が得意な子供は、頭の中で図形をイメージできるのです。
そうなるためには、多くの図形に実際に手で触れることが大切なのです。
積み木は、年齢関係なく幼児期から取り入れることができる教材です。
種類も豊富にあるので、ご家庭に合った積み木をぜひ取り入れてみて下さい。
また、積み木だけではなく、パズルやブロック、折り紙などもおすすめです。
もしご家庭に積み木がない場合は、こういったもので代替するのが良いでしょう。
創造力を刺激する空き箱や廃材でのごっこ遊び
ごっこ遊びとは、あるものを何かに見立てたり、自分自身が別のものになりきって遊ぶという、子供特有の遊びの一種です。
おおよそ3歳くらいから、小学校低学年までがその全盛期とされています。
このごっこ遊びから得られるものは非常に多く、「創造力」「言語能力」などが育まれると言われています。
家にある空き箱や廃材を使って、自分のなりたいものを表現し、何かを創り出します。
自分の頭の中で創造し、それを具現化する工程が、ごっこ遊びには備わっているのです。
また、ごっこ遊びの中では子供たち自身が役割やルールを決められ、自分のイメージが相手に伝わるように表現することが必要になってきます。
そのため相手にわかりやすく伝えるための「言語能力」も育まれます。
さらに、ごっこ遊びは場所を選びません。
あるときは道端の落ち葉をお金に見立ててお店屋さん、あるときはクッキーの空き箱を太鼓に見立ててお家でコンサートなど、たくさんのごっこ遊びをぜひ楽しんで下さい。
まとめ
いかがだったでしょうか?
STEAM教育って難しそうだから我が家では無理かも、と思われるかもしれませんが、そんなことは決してありません。
身近なところにSTEAM教育のヒントが転がっているのです。
小さい頃から、家庭にSTEAM教育を取り入れることで、自然と論理的思考や数学的思考が培われるので、ご家庭でもどんどん積極的に取り入れていきましょう。
ほかにもSTEAM教育についての記事を配信していますので、ぜひそちらもご覧ください。
STEAM教育のAとは一体?アートがなぜ今必要なのか?
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