グローバル化の中、年々、インターナショナルスクールの数も増えています。
さらに、最近ではお子さんの進路の選択肢としてインターナショナルスクールが選ばれるケースも増えてきています。
しかし、実際インターナショナルスクールがどのような学校で、どのような教育を行っているのか理解している方は少ないのではないでしょうか。
今回は、そもそものインターナショナルスクールの概要から特徴、全国のインターナショナルスクールまで詳しくまとめました。
ぜひご一読ください。
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インターナショナルスクールとは
インターナショナルスクールは、元々は日本に在住する外国籍の子供たちのための教育機関として設立されました。
しかし、日本にいながらネイティブレベルの英語力を身につけることができるため、現在では多くの日本人生徒が通っています。
基本的に会話は英語で行われ、ネイティブ講師や外国籍の生徒が多いので、高い英語力だけでなく、国際文化の理解にもつながります。
ただ、日本ではインターナショナルスクールは学校教育法に定められた学校ではなく、義務教育を受けたと判断されないことが多いのが現状。
そのため、インターナショナルスクールから公立の小中学校への編入が認められない場合もあります。
インターナショナルスクールへの進学を考えている方は、メリット・デメリットを明確にした上で決断する必要があるでしょう。
インターナショナルプリスクールとは
インターナショナルプリスクールとは一般的に、義務教育の前に英語保育を行う施設のことです。
英語を使って幼児期に必要な基礎学習や運動、ルールやマナーを学んでいきます。
言語の吸収が早い幼児期から英語環境に身を置ける点や、幼稚園なので義務教育違反にはならない点から、プリスクールを選択する人も多いようです。
そして2019年10月から導入された幼児教育無償化の導入により、認可外施設として無償化の対象となる施設も増え、近年需要が高まっています。(ただし、保育料全額が無償になるわけではない点と専業主婦の場合対象外になるなど注意も必要)
インターナショナルスクールの3つの特徴
少人数授業
インターナショナルスクールの特徴の一つとして、ほとんどのスクールが少人数制授業を導入している点があげられます。
これは、帰国子女も多く、色んな国籍の生徒が世界から集まっているため、学力が同じレベルになりづらいためです。
少人数授業で生徒一人ひとりの個性や能力を見極めながら、生徒に応じた指導を行います。
また、個別指導や習熟レベルに応じたクラス分けなども取り入れ、丁寧に個々のレベルの引き上げを行っています。
カリキュラムを選べたり、個々の興味のある分野に特化して学べるスクールが多いのも特徴です。
ディスカッション・プレゼンが多めの授業
日本人が苦手とされるディスカッションやプレゼン。
インターナショナルスクールでは、小学生のころからこれらを授業に取り入れています。
日本では、先生から教えられるレクチャー形式の授業が多いですが、インターナショナルスクールでは先生が話すだけでなく、生徒もどんどん発言する参加型授業が主流です。
ディスカッションやディベート、プレゼンテーションを通じて他者を認めながらも自分で考えて発言する力が自然と身につきます。
積極性や主体性、発言内容も成績に反映されるため、積極的に意見が飛び交う雰囲気になるようです。
「英語を学ぶ」のではなく、「英語で学ぶ」
今まではインターナショナルスクールに通う目的は「英語を学ぶ」という意味合いが大きかったと思います。
しかし21世紀、グローバル化が進む中でその目的が大きく変わってきました。
AIやロボットなどの最先端技術が進み、世界中の言葉をすぐに翻訳できる機械も登場。
英語は単なるコミュニケーションツールに過ぎず、「未知の未来を切り開く力」が最も重要視されるようになりました。
子供たちが活躍する20年後の世界は、親世代の想像をはるかに超えた未来。
公用語である英語は欠かせない言語となると同時に、その英語を駆使して新たなものを生み出すスキルと思考力が重要です。
これからは英語を学ぶのではなく、英語で自分の好奇心を探求する学びが子供たちの教育に求められるのです。
インターナショナルスクールへの期待
インターナショナルスクールは先ほど述べたように、義務教育違反になることもあり、さらには学費も高いという一面もあります。
それでもインターナショナルスクールが人気なのは、自分の子供に世界で活躍できる人材になってほしいという願望を持つ親が増えてきたからです。
現在グローバル化が進み、日本の企業でもIT化や外国人労働者が増加しています。
日本だけではなく世界で通用することが求められているのです。
日本の教育ではどんなに英語を勉強しても、ネイティブ程の語学力が身につかないといわれています。
グローバル化が進む中で、語学力だけでなく文化や国際感覚を学べるインターナショナルスクールに期待が高まっているのです。
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インターナショナルスクールの歴史
インターナショナルスクールの歴史は古く、1872年に外国人学校として日本で初めてサンモールが創立されました。
カトリック教会の修道女によって、幼稚園から高校までの英語教育主体の教育機関として設立されたのが始まりです。
古くに設立した学校はキリスト教と関係が深く、教員は外国人宣教師が多かったようです。
生徒も国籍や宗教など限定された「外国人学校」でした。
その後、日清戦争後に外国人学校が増えていき1924年には、男女共学、無宗教という教育理念を持った横浜インターナショナルスクールが創設されます。
世界で二番目に「インターナショナルスクール」と称した学校です。
その後東京オリンピック、大阪万博などで国際化が進み、全国にもインターナショナルスクールが開設されていきます。
そして現在では、インターナショナルスクール卒業者に日本の大学受験を認める流れが強まっています。
2009年にはインターナショナルスクールとして初めて学校教育法第一条に定められた学校(義務教育が受けられる学校)として認可を得た学校も開設されました。
インターナショナルスクールにかかる費用
インターナショナルスクールの学費は、年間およそ200~250万かかると言われています。
さらに、入学費や教材費などの諸費用が上乗せされる場合もあります。
文部科学省の調査(平成28年度)によれば、私立高校の学費が年間約105万円。
つまり、インターナショナルスクールは、私立高校の約2倍の費用がかかることになります。
参考までに例を挙げると、コロンビアインターナショナルスクール(埼玉県)の高校課程の学費は、初年度が約250万円、次年度費用が約185万円ほど。
気になるインターナショナルスクールがあれば、各学校のホームページに掲載されているので、チェックしてみましょう。
インターナショナルスクールを選ぶ3つのポイント
どんな教育方針か?
プリスクールも小学校からのインターナショナルスクールも共に一番大切なのが教育方針。
インターナショナルスクールといっても、英語のみのクラスなのか日本語も使えるクラスなのかでは大きく違ってきます。
どちらもメリット、デメリットがあるため、完全英語のクラスでネイティブ並みの語学力を身につけるのか、それとも母国語教育にも力を入れるのか、などご自身の目的と照らし合わせて考えてみるといいでしょう。
どんなカリキュラムか?
インターナショナルスクールの魅力の一つに、カリキュラムが充実しているという点があります。
日本の義務教育とは違い、子供自身が興味のある科目を選択できるシステムを導入していることが多いのです。
小学校のころから音楽・美術・ファッション・演劇に至るまで幅広い分野から選択できる学校もあるそうです。
また、国際バカロレアに基づいた教育や、モンテッソーリ教育を取り入れたプリスクールなども増えてきています。
納得して子供を通わせれるように、各スクールで取り入れられているカリキュラムはチェックしたいですね。
関連:国際バカロレア(IB)とは?認定校・課題・メリットまとめ
卒業後の進路ポイント
プリスクールであれば、卒園後インターナショナルスクールへの進学が多いのか、一般の小学校への進学が多いのか、は確認しておくべきポイントです。
有名私立小学校の受験に強いプリスクールもあるので、お子さんの進学を想定した選定が重要です。
小学校以降になれば、小・中・高と一貫した教育が受けるのか、海外の全寮制の進学校に進むのかなど、大学までの進路についても考えて選ぶ必要があります。
また、国際バカロレア認定校であれば、日本国内や海外の大学での受験資格が認められます。
各認定を把握したうえで、海外の大学への進学率や、日本の大学への進学率なども確認しましょう。
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全国のインターナショナルスクールまとめ
ここでは、関西に焦点をあて、大阪・京都・神戸にあるインターナショナルスクールをご紹介します。
大阪のインターナショナルスクール
東京に次いで、在留外国人が多い大阪。
そのため、インターナショナルスクールの数も多いので、色々な選択肢の中から自分にあったスクールを見つけることができるでしょう。
詳しく知りたい方はぜひこちらの記事をご覧ください!
京都のインターナショナルスクール
京都には歴史あるインターナショナルスクールや、独自の取り組みを行っている学校が数多くあります。
学校により特色のある教育がなされており、英語が身につくだけでなく、多様性を受け入れられる国際人としての成長も見込めます。
詳しく知りたい方はぜひこちらの記事をご覧ください!
京都にあるインターナショナルスクールおすすめ5校!プリスクール3校もご紹介!
神戸のインターナショナルスクール
古くから外国人居留地もあり国際色豊かな街として知られる神戸。
多様性を感じ認め合いながら生活する中で、英語だけでなく芸術や課外活動に力を入れているスクールも存在し、自然と国際的な感覚も身につくことでしょう。
詳しく知りたい方はぜひこちらの記事をご覧ください!
まとめ
今回は、インターナショナルスクールについてご紹介しました。
英語力が身につくだけでなく、国際的な視野を持てるようになるインターナショナルスクール。
今後ますますインターナショナルスクールへの進学は身近な選択肢となっていくでしょう。
ぜひ自分自身の進路、お子さんの進路の1つとして、インターナショナルスクールを検討してみてはいかがでしょか。
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