小学校でのプログラミング学習必修化に続き、2021年度からは中学校でもプログラミング教育の新学習指導要領が全面的に実施されます。
教育課程でのプログラミング学習はただ単にITスキルを身につけるものではなく、想像力や思考力にも大きく関わるカリキュラムとなります。
今回は、中学生におすすめのプログラミング言語や子どもたちがプログラミングを学ぶメリットについてご紹介します。
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2021年度から中学校でプログラミング教育が必修化
これまでも技術家庭科の授業でパソコンのソフトウェアを用いたカリキュラムはありました。
新学習指導要領ではそれに加え、ネットワークやデジタル社会の中で自主的にITを活用できるスキルや単なる技術の習得だけではなく、プログラミングでのトライ&エラーを日常生活での問題解決に繋げていく目的があります。
教育環境の設備や使用する教材、セキュリティの問題、教職員の知識などについてはまだ課題があるものの、プログラミング教育はこれからの情報化社会において、子どもたちがよりよい環境で生きていくための知識を得る学びとなるでしょう。
中学生がプログラミングを学ぶメリット
中学校でプログラミングを履修する目的として、正しい情報技術によって生活が豊かになり、社会が支えられていることへの理解や、自分のイメージするものを作り上げる創造性と自己実現の能力の向上、そして、プログラミングを使うことで問題を主体的に処理する実行力と思考力を養うためとされています。
プログラミングを学ぶと、身の回りの身近なものや社会のあらゆるものにプログラミングが使われていることがよくわかります。
進化し続けるIT化社会では、IT業界以外の職種においてもITとビジネスがより密接な関係になるはずです。
また、そのような未来の環境で生きていくであろう子どもたちにとって、プログラミングを学ぶことは技術的にも思考的にも成長が期待できるメリットがあることでしょう。
中学生におすすめのプログラミング言語5選
HTML/CSS
HTMLとCSSは、Webページを作成するための基礎となる言語です。HTMLは主にページに表記される文書の内容、対してCSSはサイトの色やデザインを表すものです。
普段目にするWebページの画面上でマウスを右クリックし、「ページのソースを表示」を選択してみてください。
アルファベットや数字、記号がびっしり並んだ文字列が並んだ画面が表示されると思いますが、そちらがHTMLで作成された文書です。
この文字列にCSSで文字の色や大きさ、配置される場所、背景などをデザイン全般を設定したものを組み合わせることで、きれいに整ったWebページが表示されます。
HTMLとCSSは、プログラミングを学ぶ上で基礎中の基礎となる重要な言語です。
Scratch
Scratchはアメリカのマサチューセッツ工科大学によって開発された、世界中で使用されているビジュアルプログラミング言語です。
オンライン上で使用可能で、文字を読むことができれば未就学児でも操作ができます。
教育を目的として扱いやすさを重視して開発されたScratchは、すでにブロック化されている指令を簡単に組み合わせることでプログラムが書けるため、小学校での授業でも多く採用されています。
オンライン上のコミュニティでは世界各国の作品が閲覧可能で、コードを参考にすることもできます。
操作性の柔軟さに加え自由度が高く、高度で複雑なゲームなども創り出すことができるため、中学生にもとてもおすすめのソフトでしょう。
JavaScript
JavaScriptはブラウザ上で使用できるプログラミング言語で、テキストエディタがあれば実行が可能です。
サイトやスマートフォンアプリの制作などWeb開発で使用されるプログラミングソフトの1つでとても汎用性が高く、ポップアップウィンドウの表示やメイン画面のスライドシステム、入力フォームやメッセージボックスの設置、カレンダーや地図上の動作が伴うコンテンツ作成など多岐に渡ります。
TwitterやFacebookは大部分がJavaScriptによって構成されているSNSです。
Javascriptを使ってプログラムを書くには変数や配列、関数定義などを理解する必要があるため、本格的なプログラミングの基礎を習得することができます。
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Python
JavaScriptとともにプログラミングの基礎入門ソフトとしておすすめなのがPythonです。
シンプルでわかりやすい言語であるため、プログラミング初心者にも使いやすいのが最大のメリットです。
Webサイトやゲーム制作に加え、企業の自動処理システムや業務処理を効率化するツールとして使われているほか、今後もますます発展を遂げるであろうAI(人工知能)の開発にも必要不可欠なプログラミング言語でもあります。
YouTubeやInstagramはこのPythonで開発されているので、普段身近なアプリケーションでソフトがどのように動作しているのかを知ることは、中学生にとっても、とても興味深いのではないでしょうか。
Ruby
Rubyは1995年にまつもとゆきひろ氏によって開発され、日本ではじめて国際規格に認定されたプログラミングソフトです。
そのため海外で開発されたソフトより日本語での丁寧な解説が多く存在します。
また、記述するコードが他のソフトに比べて少なく、作業も短時間で仕上げることができるため、プログラミング初心者にとって扱いやすいのが特徴です。
動きのあるアプリケーションに最適で、SNS開発からショッピングサイトまで幅広く活用されています。
代表例としては、有名料理サイトのクックパッドやグルメ口コミサイトの食べログ、比較サイトの価格.comなどのさまざまなシーンで使われており、とても万能なプログラミング言語です。
中学生におすすめ!英語でプログラミングを学んでみよう
小中学校でのプログラミング必修化の導入やIT社会の進化にあたり、中学生におすすめしたいのが英語でプログラミングを学べる講座です。
現役エンジニアの外国人講師が主に指導しますが、日本人アシスタントのサポートも付いているため、簡単な英単語が理解できたり聞き取れたりすることができれば受講が可能です。
プログラミングが未経験でもHTMLやCSSの基礎から学習できる内容になっていて、実際にサイトを作成するなど実践的なカリキュラムになっています。
プログラミングの基礎と英会話の習得ができる一石二鳥な学習内容となっているため、これからよりグローバルな情報社会となるであろう日本の将来を担う子どもたちにとって注目の講座です。
オンラインで受講が可能なスクールも多く展開されていますので、気軽に英語でのプログラミング学習にトライしてみてください。
まとめ
あらゆる場面でAI(人工知能)技術の発展が加速していますが、すべてがIT化するのではなく、人間にしかできないものごとは残り続けるでしょう。
IT教育は、利便性の高い情報技術と人間の能力がうまく融合された効率的な社会をつくるためのものであり、よりよい生活環境づくりのための柔軟な想像力を育むことでしょう。
今回ご紹介したプログラミング言語は気軽にトライできるものばかりなので、学校でのカリキュラムと合わせて自宅学習にお役立てください。
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